最近の記事一覧
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続・キーボード、そのすべて
まさか前回に引き続きキーボードの話を書くことになろうとは思いませんでした。 お別れは突然に 在宅勤務になって数ヶ月いい感じでFKB8579を使っていたのですが、徐々にチャタリングを起こすようになってしまいました。 調子いいときは問題なくタイピングできるのですが、調子悪いと打ったのと違う文字が出力されたりとだいぶ困った状態に。 これは大変です。もし、サーバのオペレーション中に万が一「rm -rf /」などと入力された日には… というわけで、とりあえず原因切り分けです。 皆さんのご家庭にもどんな機器にも必ずバックアップ機はあると思いますが、FKB8579 2台、PS2/USB変換 2台、USB HUB 2台の全組み合わせで障害切り分けテストをやった結果…わかりませんでした。 どれにしようかな さすがにいつ「rm -rf /」と入力されるかわからない爆弾を抱えながらキーボードを使うわけにもいかないので、新しいキーボードを選ぶことにします。 こちとらFreeBSD(98)生まれのDebian育ち、US配列はだいだい友達ですので、当然英語配列にしたいところですが、Windows10の大型アップデートで日本語配列と英語配列の切替が再起動しないとできなくなってしまいこれが大変不便でした。 また、どのキーボードにしようかなぁといいつつ結局HHKのページしか見ておらず、HHKのUS配列にはカーソルキーが無いのが大問題でした。 カーソルキーが無いカーソルが動かせません。 ここで選択肢は「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 」か「Happy Hacking Keyboard Lite2 日本語配列」となります。 だいぶ金額差がある選択肢に悩みますが、ここで心の中の天使が囁きました。 「似たようなやつで迷ったら高い方」 きみにきめた! てへぺろ。やっぱ高いキーボードは打鍵感が違いますねー このように文字をいっぱい打っていても疲れません。 ちなみに、この記事は出先で書いてるので、ノートPCのキーボードで書いております。 こーしー -
キーボード、そのすべて
タイトルは大げさですが、自分が会社と自宅で愛用しているキーボードFKB8579について、なぜこのキーボードが良いのかということを、ただ書いていきます。 特徴その1 カーソルキー付きのUS配列 まぁ、みなさん当然普段お使いのキーボードはUS配列であるはずなのですが、自分もUS配列を愛しつつカーソルキーもわりと使う人です。そして、なかなかこのサイズでカーソルキー付きのモデルというのが無いのです。FKB8579の場合、このコンパクトサイズでありながら、ESCキーが1キーの横であったり、CTRLキーがAキーの横にあるなど、ツボを押さえた配列となっています。他のキーボードを見渡すとHHKのUS配列がやや近しいのですが、パームレストがないので残念ながらHHKは落選となります。 ちなみに、会社のパソコンはノートPCなので、普段はPS-USB変換を使ってノートPCに接続しています。ノートPC自体のキーボードは日本語配列なので、ノートPCだけ持ち出したときは日本語配列キーボードを英語キーマップで使うことになるのですが、よく訓練されているのでなんの問題もありません。たまに「|」の位置がわからなくて悶絶するぐらいです。 特徴その2 パームレスト 手首を優しく受け止めてくれるパームレスト。こいつがあるかないかで手首への負担は段違いです。自分はトラックボール派なので、日々、手首に優しい生活を送っております。 ちなみに、パームレスト自体はただのプラスチックなので、別に柔らかいわけではないです。でも、優しい。 特徴その3 PC/Mac/Sun対応 PCだけではなく、MacのADB接続やSunにも対応している優れたキーボードです。 つまり、世界がソンビに侵略されSunのワークステーションに残された薬じゃないとゾンビが倒せないけど、ワークステーションにキーボードはなく人類滅亡待ったなしとなった場合でも、このキーボードがあれば大丈夫です。 最後に これだけ良いことづくめのキーボードなのですが、廃盤なのでもう手に入りません。残念です。 こーしー -
ITコミュニティの昔とか今とか
先日、社内でITコミュニティの話題が出ました。 そこで、活動歴だけは長い私が過去と現在の話を少しだけ書きます。 最初の頃 自分は北海道初(というか、あれはたぶん関東以北初)のフリーソフトウェアなどのイベント開催に関わったのですが、当時は技術情報にアクセスするのが大変でした。 メーカが提供するプロプライエタリなソフトウェアとは違い、本家のドキュメントとソースコードぐらいしか情報がないという状態です。 そのソフトウェアをただ使うことはできるのですが、それをどのように使えば課題解決ができるのか、よい運用方法などは?という情報はなく、ユーザ同士が情報交換をする場所が必要でした。 そのためにメーリングリストやIRCなどを整備し、ユーザー同士が情報を持ち寄って技術情報の交換をするようになったのが初期のコミュニティの姿です。 ちなみに、最初に話題に出たイベントのセッションの一つが「SSH入門」だったあたりに時代を感じます。 どう変わっていったか 技術情報の交換という形で交流を深めていけば、当然、その人の人となりなどがわかるようになります。 趣味コンピュータということが大前提のコミュニティ活動ですが、趣味コンピュータ仕事ITという人は当然参加者の中で多く、次第に僕たちの活動はただの情報交換の場を超えていきました。 案件や仕事など知らない人にお願いするよりは知っている人にお願いするほうがよいですし、特にITコミュニティの場合、その人がなにを得意としているかは一目瞭然です。 ただの技術情報の交換の場所だったITコミュニティが、今も技術情報を学習する場でもあるのですが、同時に、案件や仕事などそれ以外の情報も交換されるようになっています。 エンジニアの互助会というか、中世にあったギルドのような機能も今は持ち得ているわけです。 参加するべきかどうか 上記のようにエンジニアの互助会的な面も持ち合わせているのが現在のITコミュニティですので、参加することにデメリットはないです。 基本的には利害関係が発生しない場ですし、基本的に無料で運営されるので勉強会に参加するにあたって金銭的なコストも低いはずです。 運営側になれば時間的にも金銭的にもコストは発生しうりますが、まずは参加するだけでも十分でしょう。 今は多くの勉強会が頻繁に開催されています。 検索するばすぐに見つけることができますので、まずは一度、自分が興味ある勉強会やイベントに参加してみてはいかがでしょうか 北海道であれば、5/31 - 6/1にオープンソースカンファレンスという大きなイベントがありますので、ぜひ、ご参加をおすすめします。 https://www.ospn.jp/osc2019-do/ こーしー -
U16プログラミングコンテストに参加してみた
みなさん、プログラミングしてますか? わたしはしてません。インフラエンジニアだから… というわけで、先日、札幌市内でU16プログラミングコンテストがおこなわれました! U16プログラミングコンテストとは? U-16プログラミングコンテストは16歳以下(学年で言うと、高校一年生以下)を対象としたプログラミングコンテストです。 競技部門と作品部門があり、競技部門では、CHaser (チェイサー) という対戦型ゲームプラットフォーム上で動作する自律型のゲームプログラムを作成し、リーグ戦もしくはトーナメント方式で戦います。作品部門はプログラムの他に、イラストやWebサイト、ゲームなど、オリジナルのデジタル作品であればエントリー可能です。 この競技部門の最大の特徴は、言語プラットフォームとして特別なものを使うのではなく、rubyやpython、Java、C#といった汎用的なプログラミング言語を使うところにあります。 旭川からはじまったこのコンテストは、釧路、帯広と道内各地に飛び火していき、全国各地でも開催されるようになっている中、ついに今年、札幌でも開催されました。 当日の様子 競技部門には17名の選手がエントリーしました。 午前中は午後の決勝トーナメントの位置決めをおこなうために、実行委員会が用意したプログラムとの対戦をおこなったのですが、うまく動かなかったり壁にめり込んだりするプログラムが多く、ハラハラする展開でした。 しかし、お昼休みの間にプログラムを修正したのか、午後の決勝トーナメントは多くの試合が白熱する対戦となり、会場を沸かせました。 札幌大会は来年も開催されますので、興味を持ったみなさんも参加してみてはいかがでしょうか ところで、私はなにを? 音響係と称して、自分の好きな音楽をわりといいスピーカーでかけまくるという、自分得な一日でした。 こーしー -
簡易的スマートホーム
各社からほぼ横並びでスマートスピーカーが発売された頃、近所の家電量販店にぷらっと行ったら、いきなりgoogle home miniが半額で売っていたので買ってみたのですが、結局「OK グーグル 今日はなんの日?」以外使わなくなったので、せっかくだからもうちょっと使ってみたという話です。 はじめに google homeやアレクサなどいわゆるスマートスピーカーは、「ok google」「アレクサ」などのウェイクワードのあとに音声入力で指示を与えることが可能です。 通常はデフォルトで実装されているコマンドや、「スキル」などで追加されたコマンドしか使うことができないのですが、IFTTTなどと組み合わせることで独自のコマンドを実装可能です。 ここでは、Wi-Fi接続可能な学習型赤外線リモコンなどと組み合わせることで、LEDシーリングライトやTVなどを音声制御してみた感想を書きます。 実装方法 実装方法については、「google home リモコン 制御」などで検索するといっぱい出てきますので、ここでは省略します。
概略としては、Google homeに入力された音声指示が、Google AssistantからIFTTTに渡されて、IFTTTの設定にしたがってslackのプライベートチャネルにコマンドを発言、その発言をslack botが拾って赤外線リモコンを操作、家電を制御するという流れです。 だいたいの御家庭には、家庭内slackのワークスペースや、botを動かすために必要な自宅サーバやRaspberry Piなどがありますので、スマート赤外線リモコンを購入してIFTTTのアカウントなどを作成いただければ実装できるはずです。 感想 我が家には赤外線リモコンで制御できるLEDシーリングライトと液晶TVがありますので、これらのリモコンを学習させて実装してみました。
自分はもともと音声制御の有効性については懐疑的だったのですが、実際に使ってみた感想としては「これは…いいものだな」でした。
買い物から帰ってきて「OKグーグル 明かりをつけて」と一声発するだけで部屋の中が明るくなりますし、寝るときは「OKグーグル 暗くして」の一声で部屋の明かりが消えるのは、想像以上に便利でした。今でも日常的に使っています。
たいして、TVの制御はほぼ使ってません。電源の制御ぐらいです。 これはTVのチャンネル変更や音量変更をおこないたいときは、手元にリモコンがあることが多いことにたいして、ライトのON/OFFは帰宅時や就寝時などスイッチに手が届かない場面が多いからかと思います。 良いことばかりではなく、気になる点としては、Google homeから「明かりを消します」などの応答があってから、実際に明かりが消えるまでにややタイムラグがあることです。これはパケットが海底ケーブルを何往復もするので仕方がないことではありますが、もう少し家庭内で集約できればレスポンスが良くなるのになぁと思います。 あと、副次的な効果として、slackのプライベートチャンネルにIFTTTからのコマンド履歴が発言として残ってますので、家人の帰宅時間などがおおよそ類推することができます。 まとめ スマートスピーカを用いて音声制御をすることで、スマートホームをちょっとだけ実装してみました。 Google homeは家電量販店などでも値引き販売されていることが多く、入手性も良いため触ってみてはいかがでしょうか? こーしー