皆さん、「ライフハック」という言葉をご存知でしょうか?
と急に質問から入りましたが、しかし世の中なかなか予定通りには行かないものです。物事は大体急に起こるもので、急な仕事に急な用事、そういうものにすばやく対処するために普段からゆとりを持って行動したいものです。
そのように日々にゆとりを持つためには、仕事であれ生活であれ省けるものは省く、そのような効率化というものが必要になってきます。
そんな効率化を行うためのテクニック、それがライフハック(Lifehack)なのです。
と、大仰に言うまでも無く、既にこのBlogの別のエントリなどに書かれていたりしますね。
……ネタがカブり気味なのを華麗にスルーして、ライフ「ハック」という単語をみると、ハッカーやハッキングといったネガティブな印象を受けますが、もともとはハッカーとは「オールマイティに様々なコンピュータ技術に通じる人々の総称」です。日本でいうところのハッカー、ハッキングと呼ばれているものはクラッカー、クラッキングと本来呼ばれるべきものですが、特にメディアなどでは渾然一体としていますね。
それはともかくとして、そのような人たちがなるべく物事を効率的に行うために行っている仕事術のことをライフハックというようになったのです。
そう聞くと、ライフハックとはすごい技術がてんこ盛りで敷居が高いものかと思いきや、もちろんそういうものもありつつも「昼休みに15分くらい眠ると頭がスッキリするよ!」とか「机の上をきちんと目的に沿って整理するといろいろ便利だよ」みたいな「おばあちゃんの知恵袋」的発想のものも含まれていたりします。
じゃあライフハックってなんなのさ!という話になると、いまや具体的にコレだというものはなくなっているように思います。
もともと仕事に関する技術であったり、ツールであったり、そもそも心がけの問題であったりとさまざまなことがまとめてライフハックと呼ばれていた上に、その後いろいろな人がこの言葉を使ううちにだんだんと意味合いが広がり、今となっては「楽になったり便利になったりすること」は全部ライフハックと呼ばれているような状態です。
とはいえ、言葉は生き物ですし、意味やイメージが広いほうが伝えるためには便利なことも多いのそれも仕方の無いことかもしれません。
また、基本的には仕事術的なものであるとはいえ、「ライフ」ハックなのですから仕事だけではなく生活全般にその対象を広げてしまいたくなるのも当然のことかもしれません。
何よりカッコいいじゃないですか「ライフハック」という言葉そのものが。「人生をハッキングしている」なんてなんか相当すごいことをしているような印象を与えること請け合いです。
ぜひ皆さんも使ってみてください。「ライフハック」という言葉の響きのよさは半端ではないものがありますから。
ということで今回は「普通の豆知識のようなことをライフハックということで、なにやらすごいことをいっているようなライフハック」をお届けしました。(tel)