2009.12.10
waka

ビットスター流 システム化へのアプローチ -納品から運用へ-

ビットスター流 システム化へのアプローチ -納品から運用へ-

師走:坊主(師・師には、僧侶の意味もある)が走り回るほど忙しくなるからと、言われているが、本来は伊勢神宮や各地崇敬社の御師(神宮大麻・神札を配る祈祷師)達が各家庭を巡る事からである。(wikipedia参照)
らしいです。
当社は決算月ということもあり、また、忘年会とか忘年会とか忘年会とか、山あり谷ありで、要するに結構忙しいわけです。そして、よくわからないうちにブログの出番がやってきました。

長々・細々とシステム化について書いてきましたが、今回はお客様への納品とまとめです。

・通常のシステム開発会社さんの場合
設計やって苦労しながらシステム作って動作を確認してお客様へ手渡す日です。
無事試験も終わりCDとかDVDとかに一式を記録して検収書と一緒に手渡す。。。

考えただけでも感無量な気分です。

・弊社の場合
設計やって苦労しながらシステム作って動作を確認してお客様へ手渡す日です。
といってもデータセンタに自ら構築したサーバー群にソース・データが最新版が入ってるのを確認し、
弊社の監視システムできちんと監視されているかと確認し、問題なければ、じゃあ明日からサービスインで。
弊社「ファイル一式は後日CDで送りますか?」
お客様「そっちで保管しておいてください」

そうです。弊社ではデータセンターというサーバーのための設備があり、システムの運用・保守という業務も行っているため、ほとんどの場合は卒業式のような納品セレモニーはなく、そのまま運用フェーズへと継続していくのです。
「ふぅー終わった終わった。ひと段落」という感覚がないのです。

運用面での色々はまた別の機会に書くとして、運用・保守を業務として行っている開発会社だからこそ、システム化する上で気をつけることがあります。
それは
1)全体においてシンプルな構成で構築する。
 複雑でテクニカルなことをやるとかっこよくて自己満足はできるのですが、それと比例して管理も複雑になり、時間経過・バージョンアップを重ねることで管理できなくなってきます。
 また、運用・保守面で属人的になってしまいます。

2)ハードウェアで解決できる問題はなるべくハードウェアで解決する。
 内容・場合にもよりますが、じつはソフトウェアで解決するよりもハードウェアで解決した方が安くて速い場合が多いです。
 (例えば、PHPプログラムを効率化するよりもメモリをCPUを強化した方が手っ取り早いなど。。)

ということです。

システム化についてのお話は今回でいったん完了となります。
概要から納品まで一連の流れを順を追って書いてきましたが、なかなか理想通りに進むことは残念ながら少ないようです。
各フェーズごとに色々と落とし穴が待っており、進んでは戻りを繰り返すのが実状です。
それを踏まえて全体を通して必要となるのは「判断力」と「臨機応変」。

それにしてもシステム化って、奥が深い。

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