2010.05.13
tel

めるめるめるめる(メール送信の際に使われる擬音)

さてさて、何の話をさせていただこうかな、と思っていたところ、そういえば今まで何度となく話として出てきていたモノで当たり前のように流していたものがあることに気がつきました。

きっと皆さんにとってとても馴染みのあるサービスで、そこにあるのが当たり前になりすぎてそこにあることにすら気がつかないようなそんな存在。

そんな大げさな枕で始まる今回のテーマは、「Eメール」です。

さて早速、メールのやり取りについてですが……

1.クライアントからメールサーバーにメールの情報を送信します。

まずはクライアントがサーバーに情報を送ります

以上です。

え!それだけ!?

いや、実際はもう少し細かいやり取りがあったりなかったりですが、前回までの説明と同じような「はしょり方」をするとやはりこれだけということになってしまうのです。

……でもでも、これだと送信だけしかしてないじゃないか!なるほど確かにその通り。

ではメールサーバーにメールが届いたあとの話をしましょう。

1.メールサーバーがクライアントにメールを届けます。

サーバーはクライアントにメールを届けます

以上です。

え!また!?

いや、実際はもう少し細かいやり取りがあったりなかったりですが、前回までの説明と同じような「はしょり方」をするとやはりこれだけということになってしまうのです。

とはいえ、実はこの図は正しいメールのやり取りを示したものではありません。ちなみに、今までに正確な図で表現したことがあるかという質問なんて聞きたくありません!

さて、ではこの図の一体どこが正しくないのか?

と言いながら、先程から否定ばかりで申し訳ありませんが、これはこれで「正しいメールのやり取り」を簡略的に表わしてはいるのです。

しかし(おっと、また否定だ)、このやりとりには致命的な欠点があります。

それは、「メールサーバーは相手がそれを受け取れるかを考慮していない」ということです。

これは存在しているアドレスかどうか?という話ではなく、そのアドレスが存在していたとしてもその人がメールを受け取れない(ネットに繋がっていないなど)場合にも「ああ、そんなアドレスの人はいなかったんだ!」と判断してしまうのです。

本当はそのアドレスは存在しているのに、あきらめて帰ってしまいました

もちろん、そんなことでは困りますし、現実問題として皆さんそんな事態に遭遇したことはないと思います。

タネを明かせば、そのような事態を避けるための仕組みというものは既にあって、それが働いているからこそそんな事態は起きていないわけですが、では一体どのような仕組みなのでしょうか?

……おっと、そろそろ(原稿の締切の)時間のようです。

この続きはきっとまた次回!お楽しみに!(tel)

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