こんにちわ。wakaです。
以前、綺麗な画面してるだろ?壊れてるんだぜ……(tel)で触れたSNMP(Simple Network Management Protocol)ですが、システムを運用していく上で欠くことのできない技術なので、少し内容を掘り下げて書いていきたいと思います。
まずは、簡単なおさらいから。
○SNMP
ネットワーク上の機器の監視(状態取得)・制御を行うための情報の通信を行う。
管理マネージャとエージェント(監視対象)があり、管理マネージャからのリクエストに対してエージェントが返信する仕組みと、エージェントがある閾値を超えた場合などに管理マネージャに通知する仕組みがある。
○管理マネージャ
・エージェントへリクエスト (要求) を送信し、そのレスポンス (応答) を受信する。
・エージェントからトラップ (通知) を受信する。
○エージェント
・管理/監視対象の機器(スイッチ、ルーター、サーバーなど)
・Management Information Base(MIB; 管理情報ベース) をもち、マネージャからの要求に従い、MIBの一部、または全体を返信する。
というものでした。
SNMPによる状態取得を定期的に行うことでシステムを運用する際の監視に利用するわけです。
これだけ書いても良く分からないと思うので、良く利用するパターンとして
・機器が稼働しているか確認したい(これはSNMP関係ないけど。)
・通信量の推移を知りたい
・メモリの使用量を確認したい
・HDDの使用量が90%以上になったら警告メールを出したい
っていうのを下のシステム構成でやってみます。
管理マネージャ:CentOS 5.4 (IP 192.168.1.10)
エージェント1:CentOS 5.4 + MySQL (IP 192.168.1.101)
エージェント2:Windows Vista (IP 192.168.1.102)
エージェント3:ルーター(Yamaha SRT100) (IP 192.168.1.103)
次回につづく。
waka