6月から私は会社の支援のもと禁煙外来に通っておりました。
初診からもう2ヶ月。
ドキドキして、人目を気にしながら初めてタバコを吸った思春期、
腹を撃たれ、仰向けに倒れこみ、「死にたくねえよ…」とつぶやいてタバコに火をつけたあの夏、
今となってはタバコはいい思い出です。
もちろん禁煙というからにはその間1本も吸っていません。
禁煙の手段は禁煙外来での薬物治療です。
パッチと飲み薬がある中で飲み薬を選択しました。
「チャンピクス」という薬で、服用するとタバコを吸っても味がしなくなるほか、
吸ったときの爽快感(？)を軽減する薬です。
単に薬を処方するだけが禁煙外来ではなく、
科学的見地からことごとく喫煙を否定してくれます。
ちなみにパッチはニコチンをタバコの代わりに補充する方法です。
最初1週間は薬を飲みながら喫煙OKで、2週目から禁煙開始となります。
禁煙開始後の最初の1週間はかなりきつく、ガムやら飴やらパイポやらで常時何かで
紛らわせないと落ち着かない感じでした。
薬でニコチンの欲求は抑えても、日常習慣と化しているので吸いたくなるわけです。
ただそれも1ヶ月ほどして落ち着き、薬の服用もやめそれからまた1ヶ月が経ちました。
もう心おだやかで、禁煙する前と違い、平穏なる日々を過ごす毎日です。
当初は1週間か2週間に一度の通院でしたが、
今は月一度の通院で、次回の3ヶ月目が最後になります。
先月と今月にかけてですが、通院されるかたが異常に増えました。
10月に増税を控えてやめるという方が増えているんでしょうね。
さて禁煙前と禁煙後でどう変わるかといいますと
大きくわけて下記の3つがよくいわれています。
1は正直あまり実感してないです。
2ですが、学生のときにタバコを吸ったでしょうと親に注意され
「吸ってねえよ」と、いわゆる逆切れで言い返したもんですが、
吸ってるか吸ってないかは一発でわかるもんなんですね。
3ですが、大体普通の人で2.3キロは太るらしいです。
実際そうなりました。
太るというのは禁煙のデメリットですが
喫煙は百害あって一利なしとはよくいったもので
メリットは何ひとつないのです。
金銭的にいっても増税の波は今後も続きますし
欧米の例にならえば日本も1箱500円を越えるのは確実で
将来的には1000円くらいまでいくと思います。
ちょっといいチョコレート並みです。
健康面でも本人は特に気にしないでしょうが、
副流煙は他人に害を及ぼします。
私も最初はつらかったですが、
「禁煙できてよかった」と今ならそう言えます。
大事なのは禁煙しようという気持ちですね。
合掌
最後にこれだけは言わせて欲しいですが、
1本吸わせてください
朝起きて1本吸わせてください
ご飯食べたら5本吸わせてください
お酒飲んだとき1箱は吸わせてください
とりあえず景気づけに今すぐ1本吸わせてください
