2010.11.04
F生

未来予知!?・・・「その数学が戦略を決める」「マネーボール」

唐突ですが、毎日ナンバーズ(宝くじ)を買ってます。
それなのに、まったく当たりません。当たる気配すらありません。

もし、ナンバーズを買う前に明日の朝刊を読む事ができれば・・・。
そうだ!
「恐怖新聞」(byつのだじろう)が手に入れば、明日のことがわかるのに・・・。
しかし、「恐怖新聞」は1回読む毎に100日ずつ寿命が減るのだった。。。って、20才をとうに過ぎてるのに発想が幼稚すぎます。

実際、未来予想図がおもった通りにかなえられる、ことはありません。
(ドリカムファンの方、すみませんね、夢を壊しちゃって)

未来を予知するなんて事は不可能なのです。

と、思っていたら、未来を予測する人々、あるいは未来をコントロールする人々がいるのですね。

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その数学が戦略を決める (文春文庫)

  • 作者: イアン エアーズ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫


「その数学が戦略を決める」(イアン・エアーズ著)には、そんな実例が紹介されています。

たとえば、降雨量の推移データを見るだけでワインの将来価格がわかる!
映画の台本に修正を加える事で興行収入を20倍以上もアップさせる事ができる!
最良の結婚相手をコンピュータが選び出す!等々

コンピュータの高速化とテラバイトのデータ集積が、「絶対計算」を可能にしたのです。

ふたつの集合の、一見まったく違う要素の相関関係を計算していくことで、直感ではわからなかった意外な事実をあぶり出す。
クレジットカードの返済の遅れの回数と、そのひとが車で事故を起こす確率。
買い物履歴と離婚率。
最新医学データの集積による治療法の提示。
性犯罪者の保釈を認めるべきか否か?
どの政策がもっとも有効か?
(以上、アマゾン解説のパクリ・・・)

データマイニングと無作為抽出により、未来を予測する、あるいは未来を創る・・・。

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マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: 文庫


「マネーボール」(マイケル・ルイス著)は、2000年から数年間のメジャーリーグ・アスレチックスの躍進をゼネラルマネージャーのビリー・ビーンを中心に描いたノンフィクション。
選手の総年俸がヤンキースの3分の1という資金力のないアスレチックスが高給取りプレイヤーがいないのになぜ勝てたのか?

その理由は、セイバーメトリックス(*)という名の、データマイニングと「絶対計算」なのだった。
(*野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法)

セイバーメトリックスによると、野球に勝つ為に最も重要なのは、長打力でも足の速さでもない。
アウトにならない作戦を選ぶこと、出塁率をあげることなのだ。

初球からバットを振らない、得意のコース以外はファールで粘る、四球を選ぶ、とにかく出塁を最優先にする。
ランナーがでたら、犠打(バント)はしない、盗塁させない(アウトになるリスクが高い)、アウトにならなければ、攻撃が続き、得点の可能性が高まる。

そういう観点で選手を選ぶので、ドラフトでも他球団と競合することはない。
むしろ他球団が選ばない選手を指名するため、契約金は安いし、忠誠心のある選手を集める事ができる。

その結果、チームはプレーオフに連続出場を果たす。。。恐るべし「絶対計算」、データマイニング、統計学。。。

と、ここで、有名なSF小説を思い出しました。

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ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: アイザック・アシモフ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1984/04
  • メディア: 文庫


アイザック・アシモフの「銀河帝国興亡史」(ファウンデーション・シリーズ)です。

「心理歴史学者のハリ・セルダンは大量の人間集団の行動を計算することにより、未来を予測することを可能にする。
そして銀河帝国が滅亡することを予言し、自分の死後、帝国を最短期間で再生させるための政策をも予言する。
そして、帝国は滅亡し、セルダンの予言通りに再生のための機関(ファウンデーション)が始動し始めるのだが。。。」

SF小説は現実になっていくのですね。。。

次はタイムマシン?
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」から25年経ったことだし。
デロリアンに乗って、明日に行って、ナンバーズの当選番号を調べられる!?
(F生)

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