2010.11.25
dk

心に残る名言

半世紀以上の歴史があるプロレスには数々の名言があります。
個人的に大好きな言葉をいくつか紹介したいと思います。

前田日明
「ゴチャゴチャ言わんと、誰が一番強いか決めたらええんや!!」

アントニオ猪木批判を行い真剣勝負を求める前田の発言です。
結果新日本プロレスを退団し真剣勝負の世界を目指します。

藤波辰爾
「お前平田だろ!」

あまりにも有名ですが、マスクマン(スーパーストロングマシン)に対し、「正体を言う」というとんでもない発言です。
解説のマサ斉藤さんのように、マスクマンを普通に実名で解説してしまう例もあります。
ライガーに対して「山田はね」
サムライに対して「松田はね」
マスクしてコスチュームで着飾ってる選手にちょっと配慮して欲しいものです。

大仁田厚
「おい、真鍋よ~。」

引退した長州との対戦を熱望し、新日本プロレスを挑発し続ける大仁田選手と、テレビ朝日の真鍋アナウンサーとのやりとりです。
プロレスラーが素人(アナウンサー)に対し暴力を振るうというとんでもないやりとりが毎週のように行われてました。
結果長州選手をリングに引っ張りだし、新日本のリングで異例の有刺鉄線電流爆破マッチを行うに至りました。
レスラーとアナウンサーの理不尽なやりとりとしては蝶野選手と辻アナウンサーもあります(nWo全盛期)。

長州力
「何がルールだ、このクソばか野郎!あいつら死ね!あいつらが死んだら俺が墓に糞ぶっかけてやる!」

品性のカケラも感じられない発言です。
長州選手が高田延彦選手の団体・UWFインターナショナルが本当に嫌いだったのがわかる名言です。
UWFインターはプロレス界全体に執拗なまでに挑発行為を仕掛け、結果日本最大プロレス団体、新日本プロレスと団体対抗戦を行うまで至りました。

アントニオ猪木
「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」

アリ戦やルスカ戦など異種格闘技を積極的に行い、プロレス最強路線を打ち出した頃の名言です。
以後純プロレス路線になり、真剣勝負をやらなくなった後も、アントニオ猪木の基本スタンスになりました。

ただ前田日明の挑戦だけは受けませんでした。

ジャイアント馬場
「プロレスを超えたものがシューティングではなく、シューティングを超えたものがプロレスなんだ」

シューティングとは真剣勝負という意味です。

強いだけでは人気は得られず、試合内容だったり、キャラクターだったり、そういうところで人気を得ます。
これは格闘技も同様です。
K-1・PRIDE両方出場したセーム・シュルト選手はK-1チャンピオンになってもたいした歓声もなく、寂しいものでした。
真剣勝負を知り尽くしているからプロレスが成立するということでしょうかね。
非常に深い言葉です。

今年も大晦日はDynamiteやるみたいですが、去年は日本2大格闘技興行団体(DREAMとSRC)の対抗戦と、
柔道金メダリスト石井慧のデビュー戦、そして魔裟斗引退試合というマッチメイクでした。

こういう団体対抗戦とか、アスリートの転向によるビッグマッチでのデビュー戦は、とてもプロレス的なマッチメイクです。
ただ今年はそういうサプライズはなさそうですね。

ありえそうなところではTBSなので亀田兄弟を引っ張り出すとかですかね。
12月26日に亀田祭りやるみたいなので、エキシビションとか解説者とか?
ぜんぜん関係ないところで、出せばとりあえず確実に盛り上がるアントニオ猪木さんを出すとかもありそうです。

また機会あれば名言はたくさんあるので紹介したいと思います。
ちょっと早いですが2011年も宜しくお願い致します。

一覧に戻る