2012.07.17
tel

なお、このエントリは五分後に爆発する

先日iOS用のあるアプリについてのニュースが話題になりました。
それは、そのアプリが「スパイウェア」だったということ。
アプリケーションのリリースに際してAppleの審査が必要であり、それを基に安全を主張していたAppStoreにおいてスパイウェアが見つかったというこのニュースは多かれ少なかれいろいろな人にとって話題となりました。
「多かれ」はともかく「少なかれ」というのは、まぁぶっちゃけ似たようなことをしているアプリはいっぱいあって今更なんじゃね?という意見があったりするところによるのですが、それでも公式に認められたという点においてはやはり大ニュースなのは間違いありません。
とはいえ、そこらへんの話にこれ以上踏み込むのは危険ですのでここら辺で脇に置いておくこととして。
結局のところ、見つかったとされる「スパイウェア」ってそもそもなんなのでしょうか?

スパイウェア (Spyware) とは、ユーザーに関する情報を収集し、それを情報収集者である特定の企業・団体・個人等に自動的に送信するソフトウェアを指す。

スパイウェア – Wikipediaより
なんというか、まぁ単語から受けるイメージ通りでしたね……。
その定義だけ見るとコンピューターウィルスに似てはいますが、増殖能力を持っていない、データを抜き出すことのみを目的とするためマシンを破壊したりすることはせず有用な機能に隠れて処理を行ったりする、などの差異があります。
どちらにしても最終的に迷惑であることには違いはないのですけれどね。
とはいえ、ぱっと見有用なアプリが実は裏でデータを投げていた、なんていうのはなかなかわかりにくいものです。
データ通信状況を逐一チェックしないとそもそもデータを投げているかどうかはわからないものですし、実際に投げているデータは暗号化されていたりするようで、アプリによってはそもそも正常な通信なのかそうでないのかが非常にわかりにくいという話になります。
そうなると、ユーザーとしてはよくわからないアプリはインストールしない、というきわめて一般的な対処法を取らざるを得ないということになってしまいます。
スパイウェアはPCにもケータイにも存在するものです。そして、PCもケータイもどちらも連絡先であったり、メールであったり、個人的な情報が保存されていることでしょう。
そして、それらの情報は個人的なものであっても、個人だけに影響するものとは限りません。
だからこそ、自分のプライバシーを自分で守る、という意識を忘れないようにしたいものですね。(tel)
気づかぬ間にスパイが潜入してるかも?!
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