2013.05.21
前田

オープンソースとカクテルのおはなし。

バーホッパーという言葉をご存知でしょうか?
1日に何件もBARを練り歩くことです。

すすきのでは、そのようなバーホッピング祭りなども
開催されています。
https://www.facebook.com/susukinobarhopper

縁があり、最近、バー巡りをしています。(ホッパーになるほど行ってないですが)
その中で自分が好きなカクテルで、ギムレットというスタンダードな
カクテルがあります。

このカクテル、レシピは以下の通り。

・ジン
・ライム

以上。
もう少し、書くと、

・ジン(ビーフィータージンが基本) 3/4
・ライム(ゴーディアル社のライムシロップ)1/4
*最近は生ライムを使う店も多い

をシェイクして提供するものです。
そのままシェイクしないとジンライムになるのですが、
シェイクすることで、氷と空気が交じり合いジンの香りが立つという訳です。

「どこでも同じじゃないか?」

と思うのですが、こんな簡単な手順(プロの方スイマセン)なのに、
行く店、行く店で味が違う違う。

オープンソースなのに仕上がりが違うのです。(レシピが公開されてる)
ラーメン屋はスープや麺に企業秘密があります。
でも、BARは目の前で堂々と材料を入れて、目の前でシェイク。

思いっきり正面からどーだー!
という勢いです。
目の前で作っていただくと背筋もピンと伸びます。いい緊張感も出ます。

何件も巡ると、シェイクも流派があったりします。
バーテンダーに聞くとシェイカー(銀色のあれ)に
入れる氷の硬い、軟らかい、も選ぶとの事。

小さな積み重ねが大きな差になってしまうのかぁと
関心しながらギムレットを呑んでいます。

最近私たちの業界でもオープンソースを普段から利用させてもらっています。
こちらをインテグレートする案件も非常に多いです。
カクテルと同じで小さな工夫の積み重ねでいいサービスをご提供させて頂ければと
思っています。

そして、最後に。
バーテンダーも私たちスタッフも共に接客業であるということ。
美味しいお酒を作れば良い訳ではなく、全てに気を回し顧客に満足してもらうこと。
カウンターの前に顧客が座っているような緊張感で仕事に向きあっていければと思います。

前田

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