2013.06.27
ST

ラズベリーパイでセンサー情報記録

イギリスで教育用コンピュータとして開発された「ラズベリーパイ(Raspberry Pi)」を入手しました。
昨今は本に付録として売られるようにもなったみたいですが、単体で購入は3000円弱ということでとてもお手頃なLinuxマシンになる代物です。
注文して宅配便で届いた箱を空けるとまさに名刺入れ、それもラズベリーを想わせるラズベリー色のケースの中に本体が入ってきて、おしゃれだなと感心してしまいました。

記録媒体はSDカードですので、複数用意すればいろんな実験にも使えちゃうので、プロバイダで仮想専用サーバを契約している場合などのバックアップマシンとしてもこの値段でなら納得いく値段です。ちょっとしたLinux勉強用にも良いと思います。
入手後早速専用LinuxOSであるRasbianをSDに書き込んで、SDカードを差し込んで起動すると遜色なくLinuxが立ち上がります。さすがに最近のデュアルやクアッドプロセッサで動かしているLinuxマシンと比べると機敏さはないですが、HDMIディスプレイでの操作もほどほど使える感じです。
さて、私が次に何をするかというとやはりMySQLを入れてしまいました、でも今のところは動いているだけです。(後々の計画のためではあります)
実験として、次に行ってみたのがUSBに無線LANモジュールを差し込んで無線LAN接続です。これも設定するとあっさりつながって問題なく動作します。
それでさらに今度は電源を2,500mAhのリチウムバッテリーで運用してどの程度動くかを試したのですが、これは2時間+α動作してくれたので、持ち運びでの記録などでも活躍しそうだなぁと… ラズベリーパイにはステレオオーディオ出力も備えてるの自分好みのオーディオプレイヤーとか、モバイル接続環境ができればネットラジオプレイヤーとしても使えそうだなと…
HDMI出力もGPUを積んでるのでAIRプレイサーバにもなるそうです。
さらに、自宅ではLinuxをルータとしてBフレッツPPPoE接続をしているのですが、これのサーバの代わりにもさくっとなっちゃいました。
プロバイダは固定IPで最も安いと思われるワンコイン接続のi-revo.jpで固定IPのサーバとしても低消費電力サーバとして活躍できそうです。

ただ私の今回の目的はセンサーなどを使った気象情報の記録サーバを目指しています。
というのはせっかくGPIOやI2Cなどのピンがあるのですから通常のパソコンではできないセンサー関連を接続してみたいということなのです。

パーツ通販で購入したもの
・温度センサモジュール
・大気圧センサモジュール
・焦電型赤外線センサモジュール(人感センサー)
・I2C接続小型8文字x2行液晶

人感センサー

温度センサーを接続

しかし接続に至ったのは温度センサだけで、他はまだ手を付けてない状態です。
I2Cバスへのアクセスは若干設定変更とアプリを入れなければなりませんがすでにネット上では公開されている方々がおられるので手順に従えばそれほど難しくはありません。
とりあえず温度センサーだけは値を取れるようになってます。大気圧センサーは追加パーツが必要ということがわかり近いうちに使えるようにしてみようと考えてます。
あとは湿度と風速が計れれば面白いなと考えてるのですが、湿度もI2Cモジュールは売ってますので問題ないです。
風速に関しては模型工作が必要になりそうですね。頭の中に設計図はできてきているのですが、風向に影響されない形を思うと風杯型に落ち着きそうです。調べてくとダイオード2本で計る方法もあるんですね、こんな調査も面白い発見があります。
この辺を順につなげていって自分の家だけの気象記録ができればなぁと思ってる次第でした。

ちなみに最近専用カメラモジュールも売り出されまして早速先月購入申し込みしたのですが、送られてるのは8月になるそうです。人感センサーと組み合わせて、遊ぼうかなと考えたり、気象を記録するんだから外の景色の記録にも使えそうかな、GPIOでサーボモータをコントロールしてカメラの方向を制御するのも面白そうですね。いろいろ用途が広がるラズベリーパイ購入してみるのも悪くないと思います。


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