2014.04.08
F生

「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」

4月になりましたが、北海道はまだまだ寒いです。
雪もちらつくし、子も泣くし(って、何かの歌詞か)。
もちろん東京で満開のサクラも北海道ではまだ先です。
花見は1か月後くらいでしょうか。
こんなときは、屋内でヌクヌクしながら読書です。

今回は「宇宙はなぜこのような宇宙なのか -人間原理と宇宙論-」(青木薫著 講談社現代新書)を読んでみました。
宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論 (講談社現代新書) [新書] / 青木 薫 (著); 講談社 (刊)

著者の青木薫さんは、理学博士で科学系読み物の翻訳家です。
私の大好きなサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」や「宇宙創成」などを解りやすく、なおかつ面白く翻訳しています。
いわゆるリケジョでしょうか?(割烹着は着ていないと思いますが、おっと微妙な問題には関わらないようにSTAP、じゃないSTOPします)。

その翻訳でお馴染みの青木さんが自らペンを執ったのが、この本です。
どんなことが書いてあるかと言うと・・・・・・・・正直言ってよくわかりません。
サイモン・シンの「宇宙創成」で語られるビッグ・バンとインフレーション理論を人間原理を用いて説明しなおした感じの内容です。
人間原理というのは、宇宙についてのいろいろな疑問を解決する糸口として、人間が存在できるように宇宙はできている、という考え方です・・・・・・ちょっと、違うかな・・・。
宇宙を観測する人間が存在するから、宇宙がこのようになっている、という考え方です・・・・・・これも違うな・・・。
人間が生まれて生活できる地球があるように宇宙はできている、という考え方です・・・・・・なんかしっくりこない・・・。

ね?よくわからないでしょ?
地球が宇宙の中心であるという天動説よりも、太陽の周りをまわる惑星の一つに過ぎないという地動説のほうが、人間の地位を高めたというのが「コペルニクスの原理」だと書いてあったりもするのだけど、そんなこと学校で習ったっけ?

読んだ自分がわからないのに、それをブログに書いて、人に説明するのはもってのほかです。
なぜなら、
私が説明しやすいように、この本ができていなければいけない(ちょっと、違うかな)。
この本を読む人間が存在するから、この本はこう書かれている(これも違うな)。
地球が存在できるように、宇宙が存在しているので、この本を読む人間も存在している(なんかしっくりこない)。

という風に、無意味な文章を並べて、文字数を稼いでしまいました。

ま、この本を読んで知ったことは、宇宙は一つではない。
我々が存在している広大な宇宙は、実は想像もできないような大きさのインフレーションの海に浮かぶ無数の泡宇宙の一つに過ぎないという学説が定説化しつつあるということです。

我々の宇宙でさえ無限の広がりと思っていたのに、そんな宇宙がいくつも存在したり、誕生したりしているインフレーションの海など考えるだけでも気が遠くなります。
我々人間の営みなんか、小さすぎて無いようなものです。

地球なんて宇宙の小石みたいなもんですが、気持ちだけは大きく持って生きていきましょう。
消費税が3%くらい上がったからって、なんの問題になりましょうか?ちっちゃい話です。
ドーンと大きく構えて生きていくと宣言して、今回はおしまいにします。
(昨日、百円均一で108円請求されて、3円足りなくて狼狽えたことは秘密です)

F生

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