2014.06.26
F生

「オランダ靴の謎」

オランダ、ギリシャ、フランス、スペイン、アメリカ、日本。。。と来れば、今の時期ならば、もちろんサッカーワールドカップですよね。
私も応援のためにブラジルに向かいましたが、いろいろな手違いがあって、メキシコやアリゾナに行ってしまいました。
でも、今回はそんな話ではありません。最初に書いた国名には別な意味があるのです。(この文章の題名をみればバレバレですが・・・)
それは、アメリカの推理小説作家エラリー・クイーンの国名シリーズの題名に出てくる国なのです。
そして最近、その国名シリーズも新訳版が次々と出てきたので、懐かしさ半分で未読だった「オランダ靴の謎」(創元推理文庫)を読んだのでした。
物語はニューヨークにあるオランダ記念病院で、大富豪の老嬢が手術直前の手術台の上で絞殺死体で発見されるというセンセーショナルな場面から始まります。その犯人は大胆にも目撃者が複数いる中で、執刀医に変装して犯行に及んだのです。
誰が何の目的で如何にして殺人を実行したのか、クイーン警視の息子で名探偵のエラリー・クイーンが手掛かりの少ない中を論理的に推理を組み上げて、犯人を追い詰めていきます。
そして、国名シリーズではお馴染みの「読者への挑戦状」を挟んで、鮮やかな謎解きが披露されるのです。
オランダの靴は1位通過にどんな秘密があるのか?スペインの無敵艦隊は何故撃沈したのか?ギリシャはなぜ2位通過できたのか?そして日本は・・・?
あまりにもサッカーに関心のない人々が集う異国のスポーツバーで液晶大画面を見つめる日本人応援団3人は、前半の同点時に大声をあげて回りの人から青い目で見られ、後半の失点時にはうなだれてビールの追加注文をしたのでした。。。
あれ?やっぱりワールドカップ・・・?

ちなみにクイーンの国名シリーズは、ローマ帽子の謎、フランス白粉の謎、オランダ靴の謎、ギリシャ棺の謎、エジプト十字架の謎、アメリカ銃の謎、スペイン岬の謎、チャイナ橙の謎、シャム双生児の謎、ニッポン樫鳥の謎と続きます。
(日本人作家有栖川有栖も国名シリーズを書いてます。)

F生    

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