2016.02.02
sin

ビジュアルで感情を煽る

極寒の大気に眠れぬ夜を過ごせし者、sinです。

木造アパート暮らしはこの季節なかなかにきつい

17回目、今回は描くのが面倒臭かったため都合によりイラスト無しでお送りします。

明日2月3日は世間で言うところの節分らしいです、私も幼いころは親戚で集まってよく豆まきをやってました、ちなみに北海道では落花生を巻きます。

そんな節分目前の今日この頃ですが、少し前に仕事中に調べ物をしていた際に、恵方ロールなる恵方巻を模したロールケーキの広告が目に入りまして、仕事中にもかかわらず、あ”ぁ”ぁ”あ”恵方ロール食べだいぃ!となってしまいました。

このような食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のことを「シズル感」というらしいです。

調べてみると仕事中の夕方・深夜に見るにはエグイ画像の数々が出てきます。

先日ちょっと飲食店のサイトを作っていた際に夕方、仕事終わり前にこのシズル感を出した料理の画像を制作するという拷問じみたことを行っていました

この拷問的作業、デザイン担当の人間が数多くいる弊社において、私の中で留めていくのは少しもったいない気もするので、photoshopでの簡単な?作り方を紹介していきましょう。

というわけで本日の料理はこちら、

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ちょっと前に社内で行ったスキースノボ旅行の夕食、名前は覚えてませんがパスタ的な物、おいしゅうござった。

まずは、シズル感以前に画像が暗く、ノイズのようなものが入っているのでその解消から

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写真のレイヤーをコピー → メニューバーからフィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)、でコピーのレイヤーをでぼやけものにします。

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さらにぼやけたレイヤーを三枚にコピーし、上からレイヤー効果を、スクリーン、オーバーレイ、通常(ここはそのまま)に変更します。
その後、一番上のレイヤーの不透明度を25%に、二番目を30%に、三番目を10%に変更します。

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この一連の動作で作ったフィルターをディフュージョンフィルターといいます、写真を滑らかかつ明るく鮮やかに見せることができます。
この段階で既に最初の画像から見ればずいぶんおいしそうになったと思いますがシズル感を与えるにはここからが本番。

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調整レイヤーを作成 → 色相・彩度、色相は温かい料理なら写真が赤めに近づくように、
彩度は違和感が無い程度に鮮やかさを上げて、明度も違和感が無い程度に明るく近づけましょう、物によりますが彩度・明度は5~10あたりにするといいかもしれません。

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ここで一度今まで作ってきたレイヤーをフォルダに入れてひとまとめにします。
その後右クリックから「グループを結合」を選択しフォルダを一つのレイヤーに変換します。

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再度変換したレイヤーをコピーし、メニュバーの フィルター → フィルターギャラリー を選択します。
フィルターはラップを選択し、横の数値は画像を参考にしてみてください、選択が終わったらOKで完了します。

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ラップフィルターをかけたレイヤーの効果をハードライトに変更し不透明度も変更します。

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ぼかしツールでテカりすぎている部分をゴシゴシこすって慣らします。
この際にスプーンや皿などラップフィルターのテカりが入らない部分があれば消しゴムツールで消してしまいましょう。

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完成!

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比較するとこんな感じです、ね?簡単でしょう?
以上飯テロ終了!

sin

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