2017.12.15
nori

ギブアンドテイク

突然ですが、既婚者の皆さんは夫婦円満ですか?

私の自慢は、夫婦喧嘩をほとんどしないことです。
私なりの夫婦円満の秘訣は、「求める前に与えること」です。
「〇〇してくれない」と相手に不満をつのらせるより、まず自ら相手に貢献することを続ければ、相手は気づいてくれます。
そうすると、「普段頑張ってくれてるからな」という気持ちが相手に芽生え、こちらが困った時に自発的に助けてくれたり、お願い事を聞いてくれたりします。

でも、こちら側の要求ばかりではどうでしょうか?相手は気分を悪くして、思いやりの気持ちが薄れていくと思います。

ビジネスでも同じことが言えるように思います。

営業は買ってくれとお願いばかりするだけでは、値下げを武器としてしか売込みしにくいと思います。でも、買い手の課題を一緒に解決するようなサポートをしたとしたら、買い手はどこかのタイミングで多少他社より高くても「この人から買いたい」となることもありえるのではないでしょうか。

会社という同じ組織の中でも、やはり「この人には良くしてもらったから、協力したい」と思える人、いませんか?

夫婦関係だけでなく、人間関係の様々なところで、ギブアンドテイクのギブを先にしておくと、自分にとっても良い結果をもたらしてくれることが多いのではないかな、と思っています。

心理学的には返報性というらしいです。
簡単に言うと、「人から受けた恩は返したくなる」ということのようです。

アメリカを代表する社会心理学者であるロバート・B・チャルディーニ氏の著書「影響力の武器」にも返報性について書かれています。

この「影響力の武器」は、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか?を説明している本で、とても有名ですよね。

返報性の他にも、きっと様々な人間関係において、役に立つヒントが書かれていると思います。
年末年始の読書リストに追加されてはいかがでしょうか?

影響力の武器-第二版-―なぜ、人は動かされるのか-ロバート・B・チャルディーニ

shushu

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