2021.07.27
yna

「第三の波」とYouTuber

最近YouTubeに嵌っています。

たとえば、「ゆる言語学ラジオ」。
言語学オタクの二人の若者がエッセイのように話すテレビ(というか音声主体の番組)です。すごくマニアックなニッチな番組なんですが、いままで知らない分野のことが分かって非常に面白いです。

ほかにも、鉄道系ユーチューバーで有名な、「スーツ 旅行」チャンネルや「スーツ 交通」チャンネル。こっちは、鉄道オタク、旅行オタクの若者が、日本全国、世界各地の鉄道(だけじゃないけど)を紹介する番組です。

そうこうしていると今までTVに出ていた有名人も、TVじゃできないマニアックなことをやりだしました。「山田五郎 オトナの教養講座」。美術系の教養番組なんか、TVじゃスポンサーつかないってことでしょうね。

なんでこんなに嵌っているのか?。やっぱり、マスコミの作る番組が面白くないからなんでしょうね。無論万人向けの面白さ、例えば、お笑いなんていうのは、マスコミ向けとして残るのでしょうけど、ニッチな面白さは、チャンネル数が無限大で、作成コストの安いYouTubeにシフトするのでしょう。

第三の波

今から40年も昔の1980年、アルビン・トフラー「第三の波」は、私が高校三年生の時に出版され、一世を風靡した未来予測の本です。大学教養の情報科学の講義では、この本が必読でした。
内容としては、第一の波が農業革命、第二の波が産業革命だと。そして第三の波の情報革命が起きて、いままで大きな組織や工場でないとできないというものが、個人や少人数でも、出来るようになって、プロシューマー(生産者であり、消費者でもある)人がでるよって予測をしたのです。そのころはどんな人がプロシューマーになるのか、そのころの私には全く想像ができなかったのですが、YouTuberなんかは、確実にプロシューマーと言えそうです。

まあ、私の子供の頃の未来予測には、色々なものがありました。空飛ぶ自動車も、自動運転もまだ道半ばですが、第三の波で言われたことは、ある意味本当に現実になった未来予測です。未来予測が当たってしまうというのは、歳をとったということ。昭和生まれの老人の繰り言でした。

yna

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