この前のパリーグ最終戦(10月2日)は面白かったですね。
マジック1のソフトバンクは、勝つか引き分けか、あるいは負けてもマジック対象のオリックスが負けならば優勝と有利な立場でしたが、
ソフトバンクがロッテに逆転負けし、オリックスが楽天に逆転勝ちして、オリックスが2連覇達成という漫画みたいな結果になりました。
でも、野球に興味のない人には「パリーグ優勝チーム」といっても、なんのことやらでしょうね。
そもそもパリーグとセリーグの違いもわからない人もいるに違いありません。
セリーグ、すなわちセントラルリーグは、「中央」ってことで野球連盟の本流です。
対するパリーグ、いわゆる一つのパシフィックリーグは、遙か遠い昔に連盟の内紛で飛び出した複数チームが作った傍流リーグです。
海上を拠点としたことからパシフィック=太平洋と名乗ったのですね。
傍流とは言え、地政学的には、ランドパワーのセントラルリーグに対して、パシフィックリーグはシーパワーですから、強いのはパシフィックリーグというのが定説になっています。
って、ウソです。
ブログの順番が回ってきたのに、なんの準備もしていなかったので、適当なことを書いてしまいました。
と思ったのですが、今、手許にあるのが「正岡子規ベースボール文集」(岩波文庫)で、まさに読み始めたところでした(未読)。
ベースボール大好きな正岡子規は、幼名が升(のぼる)だったことから、野球(のぼーる)と号したらしく、明治30年頃に図入りで野球の説明をしています。
野球発展の功労者と言えるかもしれませんね。
昔読んだ本「素晴らしいアメリカ野球」(フィリップ・ロス著 新潮文庫)じゃなくて、「素晴らしい日本野球」(W.C.フラナガン(実は小林信彦)著、新潮文庫)の話でも、と思いましたが、遠い昔のことで、書籍もその内容も遙か銀河の外にワープしちゃいましたね。。。
わりと最近、「ハヤブサ消防団」(池井戸潤著)を聞きましたので、そのお話を。
池井戸潤と言えば、「半沢直樹」の原作や「下町ロケット」、最近、映画になった「アキラとあきら」など、陰謀渦巻く企業や銀行を舞台とした作品を数多く書いている作家です。
でも、この「ハヤブサ消防団」はちょっと今までと違っていて、静かな山間の田舎に移り住んだ小説家の主人公が、そこで意外な事件に巻き込まれるお話です。
表面上は牧歌的な田舎町なのですが、その底流に何かが蠢いているのです。
やっぱり池井戸潤は陰謀っぽい話が好きなんですね。
というざっくりしたまとめで誤魔化しつつ。。。お気づきかもしれませんが、この本は「読んだ」のではなく、Audibleで「聞いた」のでした。
Amazonがサービス提供している「Audible」をご存じでしょうか。
かなり昔にスタートしたアメリカのオーディオブック配信サービスで、私も10年くらい前からアメリカのアカウントを取得して、その会員になっています。
アメリカですから、オーディオブックのラインナップも英語がメインです。日本語はありません。
その当時、毎日英語の本を聴いていたら、いつか自然にネイティブの英語が聞き取れるかもしれないというなんの根拠もない妄想に取り憑かれていました。
そして、2,3年前から日本でもAudibleのサービスが始まりました。興味はありましたが、一冊の料金が高い(3000円くらい)。。。
なのでスルーしていたのですが、今年から「読み放題」月1,500円というサービスが始まり、そのタイミングで3ヶ月99円のキャンペーンの案内が来たので、ついポチっとしてしまったのです。
聞き始めると日本語(!)なので話が理解できるし、移動中の時間も読書(?)ができるし、古典から新作まで作品数は多いし。。。
気づくとキャンペーンの3ヶ月はいつの間にか終了し、1ヶ月1,500円でサービスを継続しておりました・・・。
恐るべし、サブスクリプション。
思い返せば、kindle UnlimitedもSpotifyもお試しからそのまま本サービスに移行してしまってる。
これらのサービスを利用することで、多少、文化水準は上がったかもしれない。
でも、1ヶ月980円や1500円やウン円や。。。積もり積もって家計を悪化させ、生活水準を下げているかもしれない。。。
解約しようと思っても、つい新作の本や曲が出ると手を出している自分がいる。
カフェイン依存、アルコール依存、ギャンブル依存に加えて、サブスクリプション依存(?)となった私。
どうなる私!?
次回「「サブスクリプション」(ティエン・ツォ他著、ダイヤモンド社)」に続く。。。。ホントか?
F生