宇宙業界(衛星データ利活用)にどっぷり浸かっているwakaです。
衛星データ利活用プラットフォーム「Tellus」の開発・運用に携わって早4年目となり、だいぶ宇宙人になってきました。
変化の大きい世の中でも特にこの業界は新しい技術やデータが生まれており、またSpaceX、Blue Originなど大規模なものからベンチャーまで民間参入も相次いでいます。
そんな状況の中、今回は普段なかなか意識することの少ない宇宙事業について、実は身近で利用されていたり、今後利用が期待されるものなどについて一部紹介したいと思います。
宇宙利用で皆さん最もよく見ている衛星データといってもよいのではないかと思います。
よく耳にする「ひまわり」からの映像と天気予報で紹介されるものです。
現在(2022年10月6日時点)は「ひまわり8号(運用中)」「ひまわり9号(待機運用中)」となっており、静止軌道上から気象観測を行ってます。
こちらも皆さん意識せずカーナビ・スマホの位置情報などで日々使っている衛星測位システムになります。
GPSはアメリカ合衆国が運用する衛星で提供されており、日本独自の衛星測位システムでは準天頂衛星の「みちびき」があります。
測位の原理は衛星から発出される電波を受信器が受信されるまでの時間を複数の測位衛星から得ることで位置の算出を行います。測位の精度はGPSで誤差10メートルほど、「みちびき」だと誤差1メートルほどとなります。
昨今の世界情勢の中、衛星画像(宇宙から撮像した写真)をニュースなどで目にすることも増えています。
雲がかかると見れないなどの欠点もありますが、何より見てすぐ分かる情報として、また、航空機などを飛ばすにはリスクがあるなど撮像が難しい場所についても確認ができるというメリットがあります。
ニュース以外でも実は某ゲームソフトでの画像として実際の衛星データが使われたりもしており、エンターテイメント領域でも利用が広がってます。
上記の他にも、SAR衛星、天体観測衛星などの衛星があり、日本の民間企業でも衛星打ち上げを行っているところが増えてきました。
宇宙に興味がある方は、ぜひ調べてみてもらえると新たな発見があると思います。
waka