2024.12.20
M.clacla

バーチャルって面白い!

バーチャル学会2024

2024年12月7日(土)から8日(日)にかけて、バーチャル学会2024というイベントが開催され、自宅から聴講させて頂きました。

昨年、clusterで遊んでいたところ、バーチャル学会2023が開催されているのを偶然見つけて入ったら、とても楽しかったので、今年はカレンダーに予定を入れて、楽しみにしていました。

  • アバターやメタバース(3次元の仮想空間)
  • VRゴーグルでメタバースに入った時の間隔
  • VR・メタバースの利活用
  • VRコンテンツの制作・販売の市場

など、「バーチャル」を核として、ポスター発表や基調講演など、幅広い分野で非常に濃い内容での発表が詰まっていて、本当に楽しかったです。

来年も楽しみ!
と言いたいところですが、バーチャル学会の開催時期や開催形態など、大幅に見直すということです。
でも、開催自体はするつもりだ、とのことなので、楽しみに続報を待ちたいと思います。

手軽にVR!

PCやスマートフォン、タブレット等で手軽にVR・メタバースを体験できるサービスとして、

  • cluster
  • VRChat

などがあります。

「VR」というと、高価なVRゴーグルが必要、というイメージを持つかもしれませんが、PCでのキーボード操作、スマートフォンやタブレットでの画面上の操作でメタバースに入ることができます。

オススメのワールド

先に挙げたclusterやVRChatなどでは、たくさんの「ワールド」と呼ばれる空間がありますが、私が特に感銘を受けたものを紹介します。

VR宇宙博物館コスモリア

https://virtualspaceprogram.org/cosmoria

VRChatのワールドで、天文仮想研究所さんが制作した仮想博物館で、天文や宇宙開発などの展示が非常に充実しています。

始めてこのワールドに入ったとき、何時間も夢中になって見ていました。
本当に見応えのある素晴らしいワールドです。

京セラ ファインセラミックスワールド

https://www.kyocera.co.jp/fcworld/metaverse/

こちらもVRChatのワールドで、前述のバーチャル学会2024で参加者を対象にしたツアーが行われていたので、私も参加しました。

京セラ株式会社さんの根幹となるファインセラミックスの技術を紹介されたワールドで、ファインセラミックスとは?から始まり、優れた性質、用途、製造設備などが紹介されています。

特に、製造設備は実際には立ち入ることのできない場所や、設備の内部まで、VRをフルに生かして紹介されています。

バーチャルあべのハルカス

https://www.kintetsu-re.co.jp/virtual-abenoharukas/

こちらはcluster用に作られたワールドで、大阪市阿倍野区にそびえる高層ビルのあべのハルカスをメタバース空間に再現したものです。

私は今年の春まで大阪市に住んでいて、あべのハルカスまで電車で4駅、歩いて1時間ほどの所に住んでいたので、休日にあべのハルカスの辺りまで歩いて気分転換をしたり、ショッピングに出かけたりと、身近な存在でした。

あべのハルカスの最上階は展望台になっているのですが、バーチャルあべのハルカスでも展望台からの夜景を再現していて、大阪の景色を懐かしんでいます。

北側には遠くに大阪城天守があり、ライトアップされているので見つけやすいと思います。

私の想像する活用:コミュニティでの利用

バーチャル学会のメタバース空間を見ていて、コミュニティで利用できる空間があればいいなぁ、と思いました。

オンラインでのコミュニティでの勉強会だと、単一のセミナーをZoomなどのウェビナーの形で実施されることが多いのですが、メタバースの空間だと、バーチャル学会でのポスターセッションの会場を見て、たとえばアンカンファレンスのように勉強会の参加者がいくつかのグループに分かれて議論するような空間を作れるのではないか、と思いました。

また、オープンソースカンファレンス https://ospn.jp/ のオンライン開催でも、複数のセミナーを同時開催するため複数のZoomを使っているのですが、これも、メタバース空間内に複数のブースを作って、それぞれのブースを自由に行き来しながらセミナーをすると、面白いかもしれませんね。

ただ、ワールドを作るのって、めちゃくちゃ難しくて大変そうです・・・。
どこかに、カンファレンスとか展示会とかで使えるワールドのテンプレートとかないかな・・・??

バーチャルのこれから

今のところ、VRやメタバースを利用するには、VR用ゴーグルを使うか、PCのキーボード操作、スマートフォンやタブレット上の画面の操作が必要ですが、これから先、もしかすると、手で持つスマートフォンから、スマートグラスなどのウェアラブルデバイスが普及するかもしれません。
(あくまで、可能性がある、という話ですが・・・。)

もし、ウェアラブルデバイスが広まれば、今のスマートフォンなどのように端末を手で持って画面を見るのではなく、視界の中に、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の世界が広がり、今よりさらに身近な体験になっていくと思います。

そんな世界を空想しながら、今あるデバイスでバーチャルを体験してみるのも、面白いのではないでしょうか。

(M.clacla)

一覧に戻る