「今日はドカ雪が降るらしい」という情報に踊らされているaymです、こんにちは。
今年はいつになく雪が少ない札幌ですが、「少ない」と言っているとそのうちドカン!と降って結局帳尻合わせになるというのが、ここ近年の札幌なので。
たとえ、今週はプラス気温が続くという予報が出ていても(今のところ)気は抜けませんね。
年末年始に時間があったので。
この機会に!とプチ断捨離をしてたんですが、懐かしい絵本が出てきたのでちょっと見入ってしまいました。
その絵本とは、
『ことばのかたち』:おーなり由子
日常の中で何気なく使われる言葉や表現を通して、心の動きやコミュニケーションのあり方をやさしく丁寧に描き出している絵本です。
大人が読むと言葉の美しさや奥深さ、そしてその形に宿る感情や意味を改めて知ることができますよ。
ちょうど幼稚園入園を控えていた娘に、人間関係を築くときに欠かせない「言葉によるコミュニケーション」をどう説明しようかな、と悩んでいたときに出会った一冊なんですが。
鮮やかな色彩と柔らかい文体が子どもの心に響いたようで、ものすごく為になった記憶があります。
今回、改めて内容を見てみたら、大人になったからこそ響くものもあり、思わずじっくりと読み込んでしまいました。
作者ならではの独特の視点に気付かされるものもあり、
たとえば、
「だれかを傷つける言葉」=釘、と表現していることや、
言葉が目に見えたら、
ワクワクした気持ち=弾むような音が出るタンバリン、
悲しい言葉=冷たさを感じる水滴
と、思わずフムフムと納得してしまうような表現が心に響いて色々と考えるきっかけになりました。
というのも。
昨年の冬に「池袋暴走事故の遺族に中学生の女子が誹謗中傷していた」というニュースが世間を騒がせていたんですが。
対象者が娘と同い年だったこともあり、身につまされてしまって。
この絵本を見つけたことをきっかけに、SNSの使い方や言葉の遣い方など改めて親子で話し合うようになりました。
言葉遣いがなってない=若い世代に多い、と思っていましたが、
娘の方から私に指摘されることもあり、世代に関係なく個々が気を付けていかなければならないんだなと実感しました。
年齢を重ね、経験を積んでいくうちに、無意識の中で周囲に圧をかけるような話し方をしていたんじゃないかな?
自分本位で話を展開して相手の気持ちを置き去りにしていたんじゃないかな?
用件だけを簡潔に伝えすぎて、冷たい表現になっていたんじゃないかな?
と反省しました。
言葉はコミュニケーションの手段の1つではあるけれど、相手にどう伝わるかを考えることって大切ですよね。
この絵本のがきっかけで、言葉を感情や思いを形作る「アート」のように捉えることで、「言葉」そのものを見つめ直す良いきっかけになりました。
これで、思春期ちゃん特有の難しいやり取り(中二病ではないと信じたい…)もなんとかなりそうです!
aym