仕事も家族も友人関係も、ひとりで成り立つものではなくて、誰かとのかかわりによって成り立っているものだと思ってます。
誰かと関わる際には、相手に伝わるような言葉や身振り手振り、時には資料などを使って、考えや気持ちを伝える場面がたくさんありますよね。それにはIQが必要です。例えば専門用語を使うならその分野の勉強が必要だし、課題解決へのストーリーをロジカルに組み立ててわかりやすく説明する必要もあります。
でも、それだけで必要十分なんだろうか?ということを少し前に思いまして、ふらふらといろんな記事を流し読みしたりしてたんですが、そこで「おー確かに」と思ったことがあるので書いてみます。
IQ(知能指数)は高いとか低いとかちょっとした話題の中で出てきたりする言葉だし、ちょっとしたゲームでもあなたのIQは〇〇です~なんて判定されちゃったりするやつがあります。でも、EQ(感情知能指数)はなんだかIQに比べてなじみがない言葉のような気がします。一体これはなにものなんだ。
EQは、人間関係やストレスなど、感情的な部分を評価するものだそうです。対してIQは、認知的な側面を評価するものです。
IQが高ければ課題を解決に導く思考力は高いだろうし、専門的なスキルを高めることもできるはず。でもなんかそれだけだとうまくいかない気がするのって多分、「あの人がすごいのはわかるんだけどなんか怖い…」とか「正直言ってることが難しすぎて話すのがつらい…」とか、そういう壁があるからなのかも。
つまり、人とのコミュニケーションにおいては、認知的な側面だけでなく、感情的な側面についても理解したり鍛えたりする必要があるはずです。ここが、EQの部分。
EQが高い人は、自分の感情のコントロールが得意だそうです。自分が今どう感じているのか、それはなぜなのかを冷静に判断できるからですかね。あとは自分の強みや弱みをちゃんと認識できているから、かもしれないです。感情のコントロールができないのは、不安によるものだと聞いたことがあるようなないような。
そしてそれだけでなく、相手の感情を理解することにも長けているそうです。なので、相手に共感もしてあげられるわけです。人間という生き物は、共感してもらえると安心しますよね。
自分と相手の感情について冷静に把握できると、時にイラっとしたりぷんぷんしたりしたとしても、そのままストレートに表現するのではなくて、その場やその相手に応じて適切な表現ができるというわけです。
あーだめだー自分EQ低いわ!と思った方(私も含めw)、ご安心ください!EQは先天的なものではないので、普段から高めていくことができるそうですよ。
例えば、日記を書いてみる。自分の感情を書き出し、それを見ることによって客観的に感情を把握する力がつくようです。
人とのコミュニケーションで実践できるのは、傾聴です。(リーダーとかは耳にタコができてるかもしれないけど)相手がどんな気持ちなのか、心の耳をかたむける。耳をかたむけるってことで言えば、自分に対するフィードバックをちゃんと受け止めることもそうですね。「いや、だって」とか言っちゃいがちですけど…。あと、変に斜に構えて「まぁ、そうですけど何か?」みたいになっちゃうときもあるなぁ。
そして大切なのが、相手への敬意。あいつはあそこがダメだから…に目がいきがちですが、100%ダメで100%悪いやつなんてあんまりいないはずで、その人だからこそのいいところや得意なところがあるはずなので、そこに目を向けてちゃんと「すごいな」って思うこと。自分のこと全然知ろうとしてくれてないし何なら低評価されてて、興味も全然ないんだろうな、って人にやいのやいのいろいろ言われても「なにさ!うるさいよ!」ってなっちゃいますよねきっと。
ここまではコミュニケーションに関わる部分を書いてきましたが、さいごにもうひとつ、今ビットスターで働くにあたって(もしかしたらビットスターだけに限ったことではないのかもしれないけど)、やっぱりEQって大切なんだなと思ったことがあります。
合理的に「判断」するのはIQ。そして判断したことを実行しようと「決断」するのはEQ。
「判断」ができる人はたくさんいるように思うけど、「決断」できる人はどのくらいいるだろうか。
なんてな~
ヒツジコ