これは私が「Satisfactory(サティスファクトリー)」というゲーム内で構築、運営している工場です。
意味がわからないかもしれませんが、まあ聞いてください。
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「工場ゲーム」というゲームジャンルがあります。ベルトコンベアと装置をつなぎ、資源を採掘して加工し、納品することを目的とします。「Satisfactory」はそんな工場ゲームの大人気タイトルの1つで、私は5年前の早期アクセスからずっとプレイしています。サティスには時間制限や敵対勢力の襲撃といった要素がなく、自分のペースでのんびりと工場を作ることができます。
そんなわけで、はじめのうちは自分のペースでのんびりと適当に工場を作っていたのですが、こんなことをしていたら時間がいくらあっても足りません。ヘビーユーザーにはプレイ時間が数千時間に達している人もいますが、私はビットスター株式会社のメンバーであり、夫との生活もあります。
そこで「効率化と手戻りの軽減」を検討し始めます。
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まず、Figmaで図面を引きます。
さらにGoogleスプレッドシートで、現状入手できる素材からの最大生産量、必要機械台数を算出します。
さらに、ゲーム内の「ブループリント機能」でコンポーネントを作成します。
そして準備に普通のプレイヤーの3倍くらいの時間をかけてから、ザクザクと工場を構築していきます。美しく、将来的な改修を想定した工場ができると、とても気分が良いです。
…が、しばらく経つともっと良い設計が浮かんで、考え直します。その繰り返しです。
それは仕事じゃないですか!と思うでしょう。そうです。これは仕事です。「仕事の楽しいところだけを抽出したワーカホリックのためのゲーム」という評価もあるくらいです。
「効率的であれ!」それが、このゲーム内で主人公が所属している企業、FICSIT社のミッションです。効率的が何を意味するのか、生産効率か、作業の早さか、手戻りの少なさか、配線の美しさか…その解釈はエンジニアそれぞれです。
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そんなわけで、今回のプレイは開始から二ヶ月ほど経過しましたが、まだまだ続きそうです。昨年の正式版でエンディングが追加されたので、今回はなんとかエンディングに到達したいところです。
皆さんもFICSIT社で働いてみませんか。健康のため、残業にはくれぐれもお気をつけください…
うぇびん