2026.01.14
Flx

初のNOC!

お久しぶりです、Flxです!

今回は2025年12月1日から12月3日にかけて、AXIES2025があったのですが、
ご縁がありNOCとして参加させていただきましたので、レポートがてら、ブログにしました!

AXIES2025について

まず、「AXIES2025」について、
一般社団法人 大学ICT推進協議会が主催する
「高等教育機関及び学術研究機関における情報通信技術を利用した教育、研究、経営等の高度化を図り、もって我が国の教育、学術研究、文化及び産業の発展に寄与するために、会員ならびに国内の高等教育・学術研究機関間で、各種専門的情報の提供ならびに交換を行う会」の事です。

簡単に言えば、ITに興味のある大学関係者や企業が集まり、情報交換を行う会です。

会場は、札幌コンベンションセンターです。

NOCについて

NOCは、
Network Operation Centerの略で会場のネットワークを構築し、運用監視を行うチームの事です。

会場に敷設されている既存のネットワークでは、キャパオーバーになってしまったり、ネットワークが使えない箇所も出てきます。

そこでNOCチームが、以下のような作業を行います。

  • 本番中の運用監視・トラブル対応
  • Wi-Fi提供のためのAP(アクセスポイント)設置
  • 有線接続が必要な箇所への配線
  • 快適に通信できるようにするためのネットワーク設計・構築

今回は、北大さん・さくらインターネットさん・Ciscoさんと協力して構築しました。
私はさくらチームとして、さくらさんの主に2人と動きました。

NOC準備

9月初めにキックオフが始まり、準備を進めていきます。

さくらチームのやることとして、

  • AP・SW(ネットワークスイッチ)・配線図面作成
  • 結線表の作成
  • 購入品・消耗品・レンタル品リストの作成
  • 開封時にどの箱にどのように入っていたかなどをまとめる表とディレクトリ
  • ネットワーク設計(IP各機器へのIPアドレス振り分け・VLAN等)

を行っていきます。

10月中頃に札幌コンベンションセンターへ現地調査を行うため、
仮のAP・SW・配線図面作成し、ある程度配線経路を絞ってから現地で確認を行います。
壁についているLANコンセントの確認やONU室という外部と繋がるインターネットの入り口の確認、図面上ではわからない箇所の確認を行います。

現調の時に撮った写真↓ (中央のLANコンセントが破損している)

現調を元に配線図をブラッシュアップしていきます。

配線図が出来上がり、チームでレビュー後、結線表を作成します。
結線表は何メートルの配線がどこの壁コンセントからどのSWに繋がり、どのAPに繋がるのかを表にします。
ケーブルの総数は113本を使用します。(すべてUTPケーブルCAT6A)

Ciscoさんからお貸ししていただけるリソースが決まり、
SW 30台
AP 45台
スイッチのポート数・指向性AP等の機器の特性からどこに配置するのが良いのか、最適な配置を決め、表にします。

これらの表を作成することで、開封し配置する際にスムーズに行えます。

気づけば11月、購入品・消耗品・レンタル品をまとめ、発注を行います。

11月後半に運営側と最後のMTGを行い、問題ないかを確認します。

イベント前準備

イベント前の現地での準備期間をホットステージといいます。
ここから札幌コンベンションセンターで作業します。

今回ホットステージで使える期間は会場都合もあり2日間のみでした。

ホットステージ1日目は、NOCで使用する部屋にて、機器を開封し、会場ごとにまとめます。
その後、113本あるケーブルが使用できるかどうかを1本1本確認します。

今回、学生のアルバイトさんがNOCメンバーとしてお手伝いに来ていただいていたので、力作業等をお任せしました。
さくらチームは、物品管理・学生のコントロール・トラシューを主に行っていきます。

事前に表など資料を作成した甲斐もあり、また学生にも頑張っていただいたため、予想をはるかに上回るスケジュールで作業が終わりました。

ホットステージ2日目は、1日目にまとめた機器を図や表を元に配置していきます。

ケーブル敷設の際の会場のルール等に気を付けながら配置していきます。
(大人たちが怪我をしないよう学生へ声掛けをします)

2日目も学生さんに頑張ってもらったため、爆速で配置できました。

配置完了し、各機器を監視できるよう準備し、本番に備えます。

本番

本番1日目、早めに会場入りをし、各機器を物理的にチェックし、問題ないことを確認します。
NOC部屋では、各機器へPINGを飛ばし死活チェックを行います。
その他、ZabbixによるSWのポートチェック等も行います。

9時ごろから来場者が会場入りする為、ネットワークへアクセスするクライアント数がみるみる増えていきます。

deadman(死活監視ツール)による死活監視↓

ヒートマップの様子↓

途中、ルータのVLAN設定で不備があり管理用のVLANに入れてしまうSSIDなどが見つかり、修正を行ったりなどはありましたが、
無事、途切れることなく3日間ネットワークを提供でき、来場者の方からも早くて快適との声をチラホラ頂き一安心です。

3日目最終日、撤収作業を行います。

各会場機器の箱を回収順に床にテープで部屋を作り、素早く撤収できるようにしました。(できるスペースがあればおすすめ)

撤収可能会場と講演を行っている会場がある為、影響の無いよう回収します。

また、SWはお借りしている為、リセットを行う必要があり、
方法としてstartup-configやvlanの設定をあらかじめ飛ばすことで、次回の起動時はリセットされます。
講演を行っている会場のSWは、安全の為、設定は講演終了後に飛ばすことにしました。

死活監視が赤く染まっていく様子↓

どんどん赤くなっていく時は、やり遂げた感やせっかく構築したのにと何とも言えない気持ちになりました。

イベント後日の集計結果↓

IPoEとdhcpを頑張ってくれたRTX1300君↓

お借りしていた製品の回収業者が予定より早く来ることになり、間に合うか不安でしたが、
設置同様、事前に表など資料を作成した甲斐もあり、また学生にも頑張っていただいたため、
無事撤収作業が完了しました。

ホットステージも合わせて5日間お疲れ様でした!

最後に

人生初のNOCでしたが、精一杯できることをした結果、快適なネットワークを提供できたと思います。
NOC関係者にもとても感謝しています。
また、ホットステージを経験し、事前に作成する資料等で「もっとこうしたほうが良かったな~」となった箇所はいくつかあるので、次のNOCや業務に生かしていきたいと思います。

次回も別のNOCについてかもです。

Flx

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