2026.02.16
yna

二回目AIブームから40年の夢

AIブーム画像

 ちょうど僕が大学生になった1980年代初頭、新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)が活動を開始して、第五世代コンピュータというのを言い出したころです。コンピューター業界では、最初の人工知能(AI)ブームになっていきました。このとき脚光を浴びたのがPrologです。
 そのころは、直接試すことはなかったし、人工知能の基礎研究って感じで、一般の技術者には、あまりなじみのない世界でしたが、これからは「人工知能」だって言われました。

 このころのAIは、自然言語を理解できるかというのが、一つのハードルだったような記憶があります。英語は分かち書きで書くので簡単なのですが、日本語の場合は、日本語を分解して、文節で区切るというのが、なかなか難解だったようです。
 日本語の文節の理解が進むのは、KNP(Kyoto University Nippon-language Parser)というライブラリができた、1990年代後半になってからですから、その意味では、ずいぶん時間がかかったと思います。とうに最初のAIブームなんかは終わってしまっています。
 そういえば、このころ、流行っていたチャット(文字で会話する)で、人口無能を作って日本語をなんとか理解させることができるか?とか、やっていたような気がします。

 一応日本語の翻訳が、Googleでサポートされたのが、2006年からのようです。このころは、まあ、和英辞書代わりかなというレベルですね。
 その後も、英語に翻訳しやすい文型に日本語をあてはめないと、まともな英文にならないし、英語から翻訳も、かなり文法的にきれいな英文でないと翻訳してくれない感じでした。そのため、英語に訳しやすい文章を書いて、英語に翻訳。その英文をもう一度、日本語に翻訳して、変なミスをしていないか確かめるなんて使い方していたような記憶があります。
 そのうち英語の新聞をそのまま日本語に翻訳しても、ちゃんと読める日本語に翻訳してくれるようになり、かなりいい加減な日本語を書いても、とりあえず、英語に翻訳しているようですね。

 最初のブームから、40年たって、何度かめのAIブームです。衝撃的だったのが、chatgptとStable Diffusionですね。
 chatgptが2022年11月、Stable Diffusionが2022年8月。
 chatgptは、ともかくちゃんと会話型で、言語をコンピュータが理解したこと。
 そして、Stable Diffusionで、もっとも驚いたのが、絵を描くなどというコンピュータが、不得意とするだろうものをできるようになったことですね。
 AIの基本的な仕組み的はいろいろな知識のモデルを読み込んで、大掛かりパターンマッチで人間の代行をしてるとのこと。この仕組みからは、シンギュラリティを超えることはできなそうなので、使い方を誤らなければ、40年間夢想が実現したと言えそうです。

 最後に、その頃AIとともに夢想されていたのが、核融合発電。こっちの方も、実用化されないかなあ。

yna

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