「やりたいことや目標は、書くと叶いやすくなる」
そんな話を聞いたことはないでしょうか。
正直、最初は少しスピリチュアルっぽいなと思っていたのですが、調べてみると脳の仕組みが関係していると知りました。
そのひとつが「RAS(網様体賦活系)」というものです。
RASは、簡単にいうと”情報のフィルター”のような役割を持っていて、私たちが日々受け取っている大量の情報の中から、「自分にとって重要なもの」を選び取ってくれる仕組みだそうです。
普段は意識していないだけで、多くの情報を見過ごしている中で、「これは大事」と認識したものだけが目に入るようになる、というイメージです。
例えば、「これを達成したい」と目標をはっきり決めると、脳はそれを重要なものとして認識します。
すると、その目標に関係する情報やチャンスに自然と気づきやすくなります。
今まで気にも留めていなかった情報が目に入るようになったり、「これやってみようかな」と思える機会が増えたりして、結果的に目標に近づく行動が増えていく。
こういう流れが、RASが“ナビ”のような役割をしている状態なんだと理解しました。
私がこの考え方を知ったきっかけは、星渉さんの『神メンタル』という本でした。
その中で「明確な目的地を設定することがすべてのスタート」という言葉があり、これがすごく印象に残っています。
たしかに、行き先が決まっていないと動きようがないなと、そのとき妙に納得しました。
それをきっかけに、とりあえず手帳に「やりたいこと」や「欲しいもの」を書き出すようになりました。
ここで改めて感じるのが、「書くこと」の大事さです。
今の時代、パソコンやスマホが当たり前になって、手で文字を書くことってかなり減ったなと感じます。
気づけば、ほとんどのことをタイピングで済ませている人も多いのではないでしょうか。
ただ、「書く」という行為自体には、やはり意味があるようです。
アメリカのある大学で行われた研究では、目標をキーボードで入力した場合よりも、手書きで書いた場合の方が、達成率が約42%も高くなるという結果が出ているそうです。
理由としては、タイピングよりも手書きの方が指の動きが複雑で、脳に強い刺激が伝わるため、
「これは重要な情報だ」と認識されやすくなるからだと言われています。
実際に自分でも感じるのですが、頭の中で考えているだけの状態と、実際に手を動かして書いたときとでは、記憶への残り方や意識の強さが全然違います。
実際にやってみると、思っていた以上に変化がありました。
私自身、手帳に「やりたいこと」や「欲しいもの」を書き出す習慣がありますが、振り返ってみると書いたことの多くが結果的に叶っていると感じています。
もちろん、書くだけで実現するわけではありません。
ただ、書いたことで意識に残り続けて、気づかないうちに行動や選択が変わっていたんだと思います。
例えば、日々の仕事でも変化を感じています。
毎日タスクを書き出すようにしてから、やるべきことの優先順位がはっきりして、迷う時間が減りました。
その分、スムーズに仕事を進められるようになり、以前より効率が上がったと感じています。
あと個人的に大きかったのが、休日の過ごし方です。
私は休日こそ、その日にやることを書き出すようにしているのですが、これをやった日とやらなかった日では、充実感が全然違います。
書き出さずに過ごす日は、頭の中で「あれもやらなきゃ」「これどうしよう」と考えながら動くので、意外と時間をうまく使えないことが多いです。
一方で、あらかじめ書き出しておくと、やることが整理されている分、無駄なく動けて「ちゃんと1日使えたな」と感じられます。
こういう違いも、「何を優先するか」がはっきりしていることで、意識の向き方が変わっているのかなと思っています。
こうして振り返ると、「書くこと」自体がすごいというよりも、
書くことで“何を大事にするか”がはっきりして、その結果として行動が変わっている、というのが実感に近いです。
RASという仕組みも、そうやって決めた方向に対して、必要な情報や選択肢に気づきやすくしてくれているのかなと思っています。
「書く」というシンプルなことですが、意外とあなどれないなと感じています。
日々忙しい中でも、少しだけ手を止めて書き出す時間をつくってみると、
考え方や行動に変化が出てくるかもしれません。
みなさんも、まずは気軽に書き出すところから始めてみてはいかがでしょうか。
クローバー