2026.10.14
たむ

札幌と東京と大阪で行くおすすめのサウナ

たむです。

最近、出張のたびにサウナに行っておりまして、札幌、東京、大阪でいろいろなお店を巡っています。

せっかくブログ当番が回ってきたので、おすすめのサウナでも紹介しようと思ったんですが、よく考えると紹介したお店が混んでしまったら困るので、やめることにしました。

代わりに、今年見に行った美術展の話でも書いておこうと思います。

クロード・モネ —風景への問いかけ

今年の春、東京のアーティゾン美術館で開催されていたモネ展に行ってきました。印象派の巨匠クロード・モネの作品を中心に、同時代の絵画や写真なども展示されていて、なかなかのボリュームでした。

目玉だった振り返る女性の絵も素敵だったんですが、個人的に印象に残ったのは冬の風景を描いた作品です。雪景色や冬の空気が描かれているんですが、絵を見ているだけなのに、なんだか寒さが伝わってくるんですよね。それと、やっぱり色の使い方がすごい。

近くで見ると、なんでこんなところに赤い絵の具を置いたんだろう、と思うような部分がいくつもあります。実際の風景には存在しないんじゃないかと思うような赤なんですが、少し離れて見ると不思議と馴染んでいる。その赤が必要だったのかはわかりませんが、あることで画面が締まって見えるような気がします。

モネの絵を見ていて思ったのは、ものすごく低解像度なのに、高精彩だということ。近くで見ると筆の跡ばかりで、何が描かれているのかよくわからない部分も多いんですが、離れて見ると鮮やかな風景になります。細かく描かれていないからこそ、見る側が勝手に想像する余地があるのかもしれません。印象派って、そういうことなのかな。

ちなみに、会場には海外からの観光客らしき人も結構いました。日本に旅行に来てモネを見るんだなあ、と少し驚きました。モネならヨーロッパの美術館にもたくさんあるでしょうし、わざわざ東京で見なくてもよさそうな気がします。もちろん、いろいろな美術館の所蔵品をまとめて見られるのが企画展の面白いところなんでしょうけど。

ルーヴル美術館展 ルネサンス

9月には、東京の国立新美術館で開催されているルーヴル美術館展にも行ってきました。こちらはルネサンス期の作品を集めた展示で、宗教画やギリシャ・ローマ神話を題材にした作品、肖像画、版画など、いろいろな作品が展示されていました。目玉はレオナルド・ダ・ヴィンチの《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》。

実物を見ると思ったより小さな作品でしたが、ものすごく綺麗でした。モネとは対照的に、筆の跡がほとんど見えません。どうやって描いたんだろうと思うくらい滑らかで、人間の肌や髪が本当にそこにあるように見えます。それでも、表情や視線にはほんの少し違和感があるというか、何を考えているのかよくわからないところがあります。

有名な《モナ・リザ》もそうですが、笑っているようにも、怒っているようにも、悲しんでいるようにも見える。細部まで描き込まれているのに、見る側が想像する余地があるんですよね。何百年も前に実在した人間が、こうして絵の中に残っているんだなあ、と不思議な気持ちになりました。

とても素晴らしい作品だったんですが、今回の展示で一番好きだったのは、アルブレヒト・デューラーの《サイ》という木版画です。デューラーは実物のサイを見ずに描いたそうで、鎧を着た怪獣みたいな姿をしています。細かい線で描き込まれていて、造形も面白い。漫画が好きだからなのか、こういう絵に惹かれてしまいます。ダ・ヴィンチを見に行って、サイが一番気に入るとは思いませんでした。

ちなみに、こちらにも海外からの観光客らしき人が結構いました。ルーヴル美術館の作品を東京で見るというのも、なかなか面白い観光ルートですね。パリに行けば見られるのに、と思いましたが、僕も札幌から東京まで来て見ているので、似たようなものかもしれません。

追悼 國松明日香展と本郷新記念札幌彫刻美術館

こちらは札幌の本郷新記念札幌彫刻美術館で開催されていた展示です。國松明日香さんは北海道を代表する彫刻家で、2025年に亡くなられたそうです。今回の展示は、その作品を振り返る追悼展でした。國松さんの作品は抽象的なものが多く、特に印象に残ったのは大きな鉄骨を組み合わせたモニュメントと、細い金属のワイヤーに円盤を取り付けた作品です。

鉄骨のモニュメントは、翼を休める鳥のような形をしたものが多かった気がします。製鉄所などで部材を作ってもらい、重機で組み立てるような大きさの作品もあり、北海道のいろいろな場所に設置されているようです。同じようなモチーフを何度も使いながら、少しずつ形を変えて制作していたように見えました。一方、ワイヤーと円盤を使った作品は、これがなかなか面白い。

すべて金属でできているのに、なんだか柔らかそうに見えたり、揺れているように見えたりします。実際には動いていないのに、動きを感じるんですよね。ちなみに妻が札幌市立高等専門学校に通っていた頃、國松先生に教わっていたそうで、我が家には少し縁のある作家さんでもあります。そして、同じ美術館で見られる本郷新さんの作品。

こちらは、とにかく大きかった。3メートルくらいありそうな石膏像が展示されていて、ものすごい迫力です。大きいというのは、それだけで存在感や威圧感があるんだなあと思いました。札幌の大通公園に設置されている彫刻の石膏原型も展示されていて、普段見かけている作品の原型が目の前にあるというのは、なかなかテンションが上がります。「これか!」という感じです。

それと、作品とは別に印象に残ったのが、美術館の建物です。もともと本郷新さんが使っていたアトリエを美術館にしているそうなんですが、これがまた格好いい。天井が高く、部屋を通らないと次の部屋に行けなかったり、何に使うのかわからない謎の空間があったりします。外壁や床に使われている建材も面白く、建物そのものを見て回るだけでも楽しめました。

最近の札幌にも新しくて洗練された建物はたくさんありますが、昔の建物には独特の味がありますよね。今なら効率が悪いとか、使いにくいとか言われてしまいそうなところも、なんだか魅力的に見えます。彫刻を見に行ったのに、最後は建物に感心して帰ってきました。

おわり

というわけで、今年見に行った美術展の話でした。普段はパソコンの画面ばかり見て仕事をしているので、たまには実物の絵や彫刻を見るのも面白いものです。特に絵画は、印刷物や画面で見るのと実物ではずいぶん印象が違います。大きさや絵の具の厚み、筆の跡なんかは、実際に見ないとわからないものですね。また面白そうな展示があれば見に行こうと思います。札幌、東京、大阪のおすすめのサウナについては、引き続き秘密にしておきます。

たむ

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