Windows 8.1が日本で発売されたのが2013年10月17日。
その直後、日本マイクロソフトの方とお会いする機会があり、とても重要な情報をお聞きしました。
発売からもうすぐ2ヶ月。
Windows 7をお使いの方で、8.1を買ってアップグレードしようかと思っている方、いらっしゃいませんか?
そんな方、もしまだ買っていなかったら、買うのストップです!!
Windows 7から8.1へアップグレードすると、ほとんどのアプリケーションが削除されてしまい、再インストールする必要が出てくるそうです。
マイクロソフトの方のお話では、
・Windows 7から8へは、アプリもデータもほぼ引き継がれる(100%とは言い切れないそうです。。。)
・Windows 8から8.1へは、Windowsストアから無償アップデートできる
ということです。
なので、もし、これからWindows 8.1を買おうという方は、8.1ではなく8をお買い求めください。
“いやいや、もう8.1を買っちゃったよ!!”という方は、残念ながら、アプリケーションをほとんどインストールし直すことになります。
それか、8.1を捨てる覚悟で、8を買いなおす、という方法もありますが。。。
ただ、OSのアップグレードは、それまで使っていたアプリケーションが使えなくなるなどの影響も出ることがありますので、
7 → 8 → 8.1 の方も、7 → 8.1の方も、
・アプリケーションのメディア(CDやDVD)とライセンス(シリアルキー、ライセンスキーなど)を手元に用意する
・データのバックアップをする
・しばらくPCを使えなくなるので、十分な時間を確保する
というように、しっかりと準備をしてから行うようにしてくださいね。
この情報は、日本マイクロソフトの方が、札幌で開催された勉強会に登壇するために札幌にいらしたときに、その勉強会の後の懇親会でお聞きした内容です。
懇親会ではすぐ向かいに座っていたので、サポートならでは苦労話などをお聞かせいただきましたし、その方のお話の中でも、ユーザーとして見たときにちょっと疑問に感じるところもあったので、率直に意見を交換したりました。
その方は日本マイクロソフトのサポート部門の責任者をされていた方で、ユーザーからの問い合わせなどを受ける最前線にいたそうです。
また、アメリカのMicrosoftの技術者との調整なども行っていて、国民性というか文化というか、考え方の違いなどで板ばさみに遭うことも多かったようです。
今回紹介したWindows 7→8.1の件についても、アメリカの技術者の言い分としては、
“アップグレードするときに、ちゃんと警告ウィンドウで注意を促してるし、8を経由すればアプリケーションもデータもほとんど引き継げるから問題ない。我々に落ち度はない。”
というスタンスなんだそうです。(ちょっと極端な言い方かもしれませんが。。。)
しかし、日本のユーザーは、そんな言い分を聞き入れることはほとんどないですよね。。。
Windows7→8.1の件以外についても、国によってかなりの温度差を感じる場面が多いそうです。
アメリカでPCがどんな人にどんな場面で使われているかはわかりませんが、
ここ日本では、ビジネスで使っている人ばかりではなく、
“よくわからんが毎月数字を入れたらいろんな統計が出てくる魔法の箱で、その数字を見ながら、数億円のお金を動かしている。”というような方だとか、
“遠くに住む娘夫婦や孫の顔を見たくて、『ぱそこん』を買って、『いんたーねっと』につないで、『すかいぷ』っていうのを入れたんじゃよ♪♪”なんていう年配の方も結構いらっしゃるんですよね。
今回のお話を聞きながら、いろいろな方に使っていただくサービスでサポートをしていくときの難しさ、違う国の人と連携しながらビジネスをしていく難しさを感じました。
とりあえず、Windows 7 から 8.1 へのアップグレードの件については、今後多くの方に影響する可能性がありますので、
お知り合いの方などにも広く情報提供してあげてくださいね。
M.clacla