2009.08.20
F生

「キャズム」

今回は、札幌大通公園のビアガーデンの魅力について書こうと思ったのですが、前の人が書いてしまいました・・・orz
ここがリレー式ブログのつらいところですね・・・(単に話題のキャパがないだけ、との噂もあります)。
以上です。

と、次の人に回せれば気楽なのですが・・・。

最近、Twitterが流行ってますね。私の周りだけかと思ったら、今年の4月現在の利用者が2月の利用者の2倍の52万人になったということなので、今日現在でその倍の100万人くらい利用者がいるのではないでしょうか?
(52万人は、いろいろなネットの記事を参照しましたが、100万人というのは特に根拠はないです・・・)

Twitterは、2006年7月にアメリカでサービスが始まって、日本語版のサービスは2008年4月開始です。
始まった当初は、「世界に向かって独り言をつぶやくというサービスを誰が使うんかいな?」と思ってスルーしていたのですが、アメリカや日本で有名人が使い出したり、メールとチャット(ブログとチャット?)の中間的な感覚が今の時代にあってきたのか、二次曲線を描く感じで利用者が増えてきました。
私の周りでも「アーリーアドプター」が「つぶやき」出して、あれよあれよという間に、知人が四六時中つぶやき、自分もつぶやいているという状況になっていました。

「キャズム」という有名な本があります(もはや古典ですからご存じですね)。
著者のジェフリー・ムーアは、ハイテク産業における新製品の売れ行きを検証して、ハイテク製品のライフサイクルを発見しました。
ハイテク新製品が出たときに、まず最初に飛びつくのが「イノベーター」(いわゆる「おたく」)、その次の段階で人よりも先にその製品に手を出す「アーリー・アドプター」(別名ビジョナリー、いわゆる「新しモノ好き」)がいて、その次の段階でようやくその製品の実用性や効果を認めて購入する「アーリーマジョリティー」(一般人・企業)がいて、最後に手を出すのが保守的な「レイト・マジョリティー」(古いモノを大切に使う頑固?な人)という過程をわかりやすく説いた本です。
そして、各段階の移行部分に溝(「キャズム」)がある。
特に大きな「キャズム」は、「アーリー・アドプター」と「アーリーマジョリティ」の間にあって、ここを飛び越えないとヒット商品になることはできない、ということを実例をあげて書いてます。

実際、現在もあらゆるハイテク新製品やITサービスは「キャズム」の呪縛(?)から逃れることはできません。そこそこのヒットはしても、大ヒットの前には大きな「キャズム」が口を開けて待っているのです。

日本におけるTwitterは、「キャズム」を越えられるのでしょうか?もう、越えてる?

越えてるとしたらTwitterに乗っかって、新サービスを展開すると案外いけるかも?
(な~んて考えても「イノベーター」すら見向きもしないというのが現実です)

次に来るかもしれない(来ないかもしれない)ハイテク製品に「Poken」という電子名刺交換機のような「ゆるゆる」ガジェットがあります。今は「イノベーター」の段階ですが、Twitterのように飛躍できるのでしょうか?
ちょっとだけ、気になってます。

あ、最後にひとつ、第一データセンターのある北海道岩見沢市には「かまだ屋」という道産原料を使った「そば・うどん・ラーメン」を格安に食べられるチェーン店があります。
例えば、天ぷらそば290円です。サイドメニューのカレーライスは140円!!
もはや「キャズム」を越えて、「おたく」から「頑固な人」まで十分に満足させているのでした。。。

次回もまた、IT関連の本と美味しい食べ物の話を書きま~す(今回、食べ物の話はつけたしじゃん、という意見は却下)。 (F生)

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