2009.10.22
F生

「整理HACKS!」

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整理整頓はお得意ですか?(と、いきなり誰に話しかけているんでしょうか?)

私は苦手です。
なぜなら混沌の中からしか、新たな発想や新たな秩序は生まれないからです。
というのは、まったく出鱈目で、整理嫌いの言い逃れにすぎないのですが・・・
机上が乱れていると必要な書類の発見ができず、1日の大半を書類探しで過ごすタダの給与泥棒になってしまいます。
ファイリングをして、きれいにラベルを貼っても、書類は日々増え続け、今度はファイリングそのものが仕事の目的となりかねません。

そこで「整理HACKS!」(小山龍介著 東洋経済新報社)です。
世の中に整理本は無数にありますが、この本を紹介するのは、比較的最近出版された本であることと、ITの活用について共感できる部分があるからです。

「整理」本来の意味は広辞苑や大辞林などをひいてみると、「乱れた状態を秩序正しくすること」のほかに「不必要なものを取り除く」と記載されています。
この本でいう「整理」も、まさに「捨てる」であり、「何も考えずに処理する」です。
「捨てる」は整理の基本(誰もが言ってますね)ですから、特に説明しませんが、
「何も考えずに処理する」を簡単に説明すると、基本ルールは作ってそれを履行し続けるということでしょうか。

この本の例で、より具体的にいうと、
パソコン上のファイル名はプロジェクト名+年月日時間にすべて統一して一つのフォルダに放り込む。
もらった名刺は日付判を押して1年過ぎたら、捨てる。
職場に着ていく服は曜日ごとに決めておいて、機械的にローテーションする。
昼ご飯も行く店、メニューを曜日ごとに決めておいてローテーションする。
等々です。
(服や昼ご飯ローテーションには異論がありそうですねw)

「PCのファイルに統一の名前をつけてフォルダに放り込む」というのは、著者自身が書いているように野口悠紀雄著「「超」整理法」のIT版なのですが、これを支えているインフラがクラウドコンピュータでありiPhoneなのです。

「SugarSync」というオンラインストレージ機能を持つアプリケーション(2GBまで無料)があります。
これをデスクトップPCとノートPCにインストールしておけば、相互のPCで作成したファイルが<MagicBriefcase>を仲介として簡単に同期ができるのです(もちろんインターネット環境は必須です)。
毎日の仕事で作ったファイルはすべて<MagicBriefcase>に放り込んでおけば、家でも出先でもいつでも利用することができます。
おまけにPCのデスクトップもすっきりします。
また、「SugarSync」はPCだけでなく、iPhoneアプリでも提供されていて、<MagicBriefcase>の中のファイルはiPhoneでも閲覧できますし、そのままメールで近くのPCに転送することもできます(ただし、テキストファイルの閲覧はできないようです)。
iPhoneすごいですね。

iPhoneには次々と便利なアプリが登場しています。
例えば、Googleカレンダーと同期できるアプリとGoogleドキュメントと同期できるアプリを活用すると外出時にノートPCがなくても十分に用が足りてしまいます。
ほかにもiPhoneの機能には、ビジネスアプリにメールにWebのブラウジングに動画も見られて音楽も聞ける。そしてなんと電話もかけられるのです(って当然ですね)。

インフラの整備と携帯端末の進化でクラウドコンピュータは知らないうちに生活の一部になっています。いずれ我々の生活がクラウドコンピュータの一部になるのでしょうか?(「マトリックス」か?!と突っ込んでみる)

と、まあ例によって「整理HACKS!」と関係ないところに話が進んでしまったのですが・・・私が実践している「整理HACKS!」は、そば・うどんの名店「かまだ屋」で、月・木は「天玉そば」、火・金は「たぬ玉うどん」をローテーションしていることでしょうか・・・(無理矢理のまとめです(^^;)
                                                                          F生

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