前回からのつづき
以下の手順にそって構築していきます。
○構築について
(1)物理的にもファイルシステムが共有できる必要があるため、今回はiSCSIで複数OSから接続したディスク領域にOCFS2環境を構築する。
(2)構築手順
①iSCSI Target サーバー(ディスク領域として接続される側)の構築
②iSCSI Client サーバー(接続する側)の構築
③Clientサーバー上でiSCSI接続したディスク領域にOCFS2ファイルシステムの構築
④共有ファイルシステム動作試験/性能測定
(3)構築例環境
OS:CentOS5.4
<構成図>
今回はこのうち①、②のiSCSI Targetの構築・iSCSI Clientの構築とiSCSIの接続試験まで。
[root@target #] yum install -y gcc [root@target #] yum install -y openssl-devel [root@target #] yun install -y kernel-* [root@target #] reboot [root@target #] wget https://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/iscsitarget/iscsitarget-1.4.19.tar.gz iSCSIクライアントから接続用のディスクイメージを作成(2GBディスク領域) [root@target #] vi /etc/ietd.conf [root@target #] /etc/rc.d/init.d/iscsi-target start #サービス起動 次にiSCSI Client ではiSCSIの接続 [root@client #] iscsiadm -m session で と表示されればiSCSIの接続はOK [root@client #] fdisk -l で接続されたディスクを確認し、fdisk、mkfsでファイルシステムを構築していきます。 |
今回はiSCSIで接続したディスクを共有化するのが目的なのでファイルシステム構築についてはまた次回。
waka