ワールドカップが終わって、半月が過ぎました。
もはやあの興奮は、ブブゼラの響きとともに遠い昔のこととなってしまいました。
地道なトレーニングを積み重ね、強靱な肉体と精神を築き、熱い魂に裏打ちされた真摯なプレー。
生身の人間が繰り広げるピュアで感動的な筋書きのないドラマ。
《スポーツっていいですねぇ。》と、かつて(ウン十年前)は素直に思えたのですが。。。
大人になるって残酷ですね。
いろんな情報が入ってきて、純真無垢な気持ちが失われていくのです。。。
『アディダスVSプーマ ~もうひとつの代理戦争~』は、ドイツの靴職人、ダスラー兄弟の壮大な兄弟げんかの記録であると同時に、巨額マネーが動くスポーツビジネスがいかに確立されたかを記録したノンフィクションなのです。
—–以下、本書の概要—–
ダスラー兄弟商会として、靴を製造していたルドルフ・ダスラーとアドルフ・ダスラーの兄弟は、商売上の意見の食い違いから袂(たもと)を分かち、1948年、兄ルドルフはルーダ社(翌年プーマ社に変更)を、弟アドルフはアディダス社(アディー・ダスラーを短縮)を設立。
ここから兄弟の壮絶な争いが始まった。
【アディダスはメルボルンオリンピックで選手に靴を無料配布し、ブランドを浸透させた。次のローマオリンピックではプーマも一流選手と接触し、靴を無料提供する。次第に舞台は、サッカーのワールドカップなどにも広がり、有名選手の囲い込みが激化する。やがて、衣料分野にも進出し、様々なチームとスポンサー契約を結ぶようになる。「ナイキ」など他メーカーも絡み競争はさらに激しくなっていった。】(アマゾンの解説より引用・・・またの名を手抜きと呼ぶ)
サッカーワールドカップは国と国との代理戦争とも呼ばれているが(南米では予選の遺恨を巡り、実際に戦争に発展している)、その舞台裏では巨大利権と有名選手を巡り、別な意味での戦争が繰り広げられ続けているのだ。
—–概要おしまい—–
舞台裏など気にせずに、素直にファンタジスタのスーパープレーを楽しみたいのですが・・・。
その点、巨大利権と縁(円?)のなさそうなJ1,J2の試合は、純粋なプレーと言えるのでしょうね?(なんか見方が曲がってますね・・・)
最後に、ネット上で発見した2010年ワールドカップの契約スポーツメーカー別のベスト16トーナメント図をおまけに添付します。
決勝はナイキ対アディダスだったわけですね。そして勝者は・・・。
(作成いただいた方ありがとうございます。無断転載しちゃってますが・・・)
F生