2010.08.10
tel

めるめるめるめる(メール送信の際に使われる擬音)

さて、ずいぶん久しぶりといいますか、途中で余計なものが挟まってしまったためにすっかりみなさんも、そして私もどんな話をしていたのかさっぱり覚えていらっしゃらないと思いますので、ここらで前回のおさらいを。

前回の使い回しです

メールサーバーはメールを届けてくれる。

しかし、メールサーバーはメールを届けようとしたときに、その対象がオンラインでないと「なんだ、そんな人はいなかったんだ」と諦めて帰ってしまう。

「でもでも、現実問題そんなことにはなっていない。外にいて、帰ってきてからメールチェックをしても、きちんとメールが来るじゃないか!」
とまぁ、こんな感じだったんですね。わずか3行。
ただ、実はそんな3行のなかに問題と、そしてその答えが含まれているのです。

それはずばり、「メールチェック」という言葉。

この、メールチェックという行為が「オンラインじゃなくても、メールサーバーがあきらめずにメールが届く仕組み」に深く関わっているのです。

ということで出てきてもらいましょう。

Yo Men!

POP(Post Office Protocol)サーバーさんです。

「Post Office」の名の通り「郵便局」のような動きをするサーバーで、さらに言えば「私書箱」のようなイメージを持ってもらえるとわかりやすいかと思います。

これによってメールサーバー(と言っても混同してしまうので)送信サーバーであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーは最終的なメールの届け先を「目的の人の携帯電話やコンピューター」そのものではなく、「目的の人の私書箱」まで届けてしまえばいい、ということになります。

また、POPサーバーは「私書箱」としてのサービスを行うものですから、携帯電話や個人のコンピューターと違って常にオンライン状態であるはずで(もしそうでないとすれば、それは何らかの障害が起きていると考えるべきでしょう)、「メールを届けに来たけれど、誰もいないじゃないか!」なんてことには(基本的に)ならなくなります。

代わりに受け取ってくれるYo!

あとは、「目的の人」が自分のタイミングで「私書箱」へメールを受け取りに行けばいい、ということになります。

これが、「メールチェック」と呼ばれるものなのです。

メールをCheck it out!

この仕組みによって、漏れることなくメールの送受信が可能になるのです。素晴らしいですね。ただ、私のもとには仕事以外のメールは滅多に来ないので、あまりその恩恵はないのが残念ですが……(tel)

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