今年の忘年会はもう終わりましたか?
これからの方もいらっしゃるのでしょうか?
現在進行中の方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は幸い(?)今年は4回の忘年会に参加し、気持ちよく呑んで、きれいサッパリ今年のことを忘れました。
その上たくさんお酒をいただいて、すこぶる酔いましたが、不意の睡眠による電車の乗り過ごしや盗難に遭うこともなく、転倒による身体の損傷もなく、健やかに日々を送っております。
それにしてもです。
世の中の酔っぱらいの人々は、
なぜ、あんなに呑んで、翌日記憶がないのに(あるいは、記憶がマダラ状になっているのに)、無傷で家に帰り着けるのでしょう?
ずーっと疑問に思っていて、池上彰氏か酒好きの歌舞伎役者の方に直接訊いてみようかとさえ、思っておりました。
ところが、世の中というのはありがたいもので、そんな素朴な疑問に答えてくれる本があるのですね。
いつもはビジネス系の本しかご紹介しないのですが、今回はM編集長の特別なご厚意によりこの本をご紹介させていただきます。
(お酒も、立派にビジネスを構成する要因ではありますが・・・という虚構)
「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?」(新潮文庫) 川島 隆太, 泰羅 雅登 (共著)
題名からして直球ど真ん中です。
大酒飲みの脳科学者と下戸の脳科学者のコンビによるお酒と脳の関係をわかりやすく説いた本です。
記憶がなくなるまで呑んでも、家に帰り着ける秘密は第1章に書いてあります。
是非読んでみてください。
おしまい。
・・・というわけにもいかないですね。でもあまり内容を書いても、この本の営業妨害になりますので、
ちょっとだけ、ちょっとだけ書いちゃいますと、
脳の中に「ナビゲーションニューロン」という神経細胞があるらしく、どんなに酔っていても(但し泥酔で気を失っている場合は除く)、目が開いていれば、脳内に格納されている帰宅経路の景色と現状の周りの景色を照らし合わせながら、自分の家までナビゲートしてくれるのです!
この「脳ナビ」は、ふだん酔っていない時から無意識に働くのですが、酔って記憶のないときも、しっかりその仕事をしてくれるのです。
賢いですねぇ。
だから、忘年会で割り勘負けしないように、いくら呑んでも大丈夫です(って、たとえがせこいですが・・・)。
但し、この本の下戸の著者によると、アルコールの摂取しすぎは、脳細胞を破壊し、その状態を続けるとアルツハイマーと同様の症状を誘発する恐れがあると警鐘を鳴らしています。
怖いですねぇ。
こんな話を聞くと怖さを紛らわすためにお酒に手が伸びてしまいます。。。。。
それはそれとして、昨日の忘年会のあと、どうやって家に帰ってきたのか・・・思い出せないのです。
来年の目標も節酒です。
F生