2011.04.26
tel

闘争の兆し

つい先日クラウド型オンラインメモサービスの脆弱性が明らかになりました。

現在その脆弱性は修正されたようですが、しかしこの事件はつい忘れがちで、それでいて重要なことを考えさせてくれるものでした。

世の中、表があれば裏もあり、朝が来れば夜が来て、綺麗なバラにはトゲがあるのです。
あらゆるものには良いところと良くないところがあるものです。

ということで、今回は「クラウドコンピューティングのデメリット」について思ったことです。

以前に(テキトーに)説明させていただいたように、クラウドの向こう側にはたくさんのサーバーやサービスがあり、使う人はそれを様々な端末から利用することによって、どこからでも同じ情報を引き出せるようになりました。

それはとりもなおさず、「データがクラウドの向こう側にある」ことを意味しています。

データが向こう側にあることによってぱっと思いつく弊害として……
・データが壊れたら?
これに関しては、実はクラウドだろうが自分のマシンだろうが起こり得ることです。機械は必ず壊れるものですから、サービスとして稼動している分当然考えられていると言えるでしょう。
その意味ではこれはデメリットとは言い切れないかもしれません。

・セキュリティは?
これが一番気になるところかもしれません。データがサービスの向こう側にあるということは、データに対するセキュリティに関してこちら側から干渉できることがあまりありません。
常に情報に目を光らせ、必要以上に重要な情報は登録しないなどの自衛が必要でしょう。

・サービスが終了したら?
実は、という盲点かもしれません。機械がいつか壊れてしまうように、サービスも終了してしまう可能性があります。
特に、最近は複数のサービスがそれぞれ連携し合うことによってよりよいサービスグループとして提供されることもあり、あるサービスの終了が別のサービスに影響する可能性もあります。

蝶のまたたきが遠くで竜巻を呼ぶこともあるのです!

さて、じゃあ結局のところどうしたらいいの?使ったほうがいいの?使わないほうがいいの?という話になると、やはり難しい話となります。

クラウドコンピューティングサービスはやはり便利なものです。
私も各種予定が様々なところから参照、登録できるようにしてどんなときも予定を忘れないようにしています。
ただ、その結果わかったことがひとつあります。

それは「どこからでも予定を入れられるようになったところで、入れる予定がなければ意味が無い」ということです!

本当に考えなければいけないのは、「そもそもそれが必要なのかどうか?」なのかもしれません……(tel)

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