2011.07.14
Jackal

衝撃

いつもと変わらない土曜日でした。夜、TSUTAYAへDVDを返しに行くと、複数あるカウンターの前には

いつもと同じように並んでいる人が一人二人。

私はなんとなく、こんがりと日焼けした、ガタイのいい男の後ろに並びました。

綺麗に焼けてるなあ。ガテン系かな。褐色の腕をぼんやりと見ながらそんなことを考えているうちに、

男の順番がやってきました。男はカウンターの前へ進むと、紺色の貸し出し用バックと、半透明の

プラスティックケースに入ったDVDを2枚、カウンターの上に置きました。

それを見て、私は大きな衝撃を受けました。

ビデオ・DVDを借りるようになって15年。毎週のようにレンタルビデオ屋に通っているというのに、

返却と貸し出しを一緒に済ませるという発想が全く思い浮かばなかったなんて。

日頃、並ぶのが大嫌いだと言ってるくせに、返却/貸し出しと毎回二回ずつ並び続けていたとは・・・

実は並ぶことが好きなのでは?いや、そんなはずはない。

あの日以来、TSUTAYAでカウンターの列に並ぶたびに前の人を注意深く見ています。

しかし、返却と貸し出しを一緒にしている人にはまだ遭遇していません。

これは、返却・貸し出しを一度に済ませるという発想が生まれにくいということを

示しているのでしょうか。それとも、返したその日にまた借りる、私みたいな

チェーンレンタラーがあまり存在しないということを示しているのでしょうか。

YI

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