皆さん映画の話を書いているようなので、僕も前に観た映画のことを書こうと思います。
今回お話しするのは『銀河ヒッチハイク・ガイド』というSF映画です。
原作はダグラス=アダムスという方のシリーズ物の小説で、
映画はその第一作目をアレンジした内容だそうです。
小説は読んだことがないのですが、中古のビデオショップで
見覚えのある名前の映画を見つけたのでつい購入してしまいました。
ある日空からやって来た宇宙船団に「銀河のバイパス工事のために地球を壊します」と告げられ、
地球は一瞬で木端微塵に破壊されてしまいます。
しかし奇妙な友人フォードが事前に工事のことを知っていたため、主人公のアーサーは生き延びることができました。
実はフォードは『銀河ヒッチハイク・ガイド』改訂のため調査員として地球へ来たベテルギウス星系出身の異星人だったのです。
地球が破壊される直前、フォードのヒッチハイクによってアーサーたちは宇宙船へ乗せてもらったのでした。
ところがその宇宙船は、たった今地球を壊したヴォゴン人たちの船で……。
それから一難去ってまた一難、という感じで話がどんどん展開していきます。
余談ですが、Googleで「生命、宇宙、すべての答え」というキーワードで検索すると
電卓機能で「42」という計算結果が出てくるのは、この作品が元ネタだったりします。
若干ネタバレですが、作品中ではある宇宙人が上記の問いの答えを知るために
「ディープ・ソート」という全世界で2番目に賢いコンピュータを作り、750万年もかけて答えを計算させます。
そしてその答えが「42」なのです。
この究極の問い「生命、宇宙、すべての答え」と、
それを求めた宇宙人たちの正体の謎に迫るのがこの作品の主たるテーマでしょうか。
「無限不可能性ドライブ」といったSFっぽいギミックも出てきますが、
コメディ調なのでどなたでも見て楽しめると思います。
個人的には映画冒頭のイルカが消えるくだりと、合間合間に流れるアニメーション、
そして全体を通してフォードの立ち振る舞いが観ていて面白かったです。
SF映画やコメディ映画が好きな方は是非どうぞ。
K.U