なかなか明るい話題の少ない北海道ではありますが、ここ最近、われわれの業界ではデータ集積地として北海道が注目されています。
つい先日、さくらインターネットさんが北海道石狩市に国内最大級のデータセンターを開設されたのをはじめ、2012年4月にはNEC北海道データセンターがサービス開始を予定、苫小牧市では百貨店跡地をデータセンターに改装し、2012年10月にサービス開始予定とのこと。
さくらインターネットさんの「石狩データセンターブログ」を参考にさせていただき、なぜ北海道がデータセンターに適しているのかまとめてみました。
○コスト
直感的にわかる部分ですが、同じ容積のものを建てようとした場合、都心部より郊外に設置したほうが明らかにコストは低くなります。
データセンターの利用料金は
不動産コスト+電気コスト+回線コスト+人員コスト
がメインとなりますので、建物が安いということは圧倒的に利用料金のメリットがでます。
○拡張性
限りある建物にサーバーを設置する以上、かならず設置台数の上限が発生します。
北海道ならではの広大な土地を利用し、拡張性の高いデータセンターを構築できます。
○冷房
北海道=寒い というイメージの方は多いと思います。人間が生活する上では厳しい面もあるのですが(慣れればそうでもないのですが。)、常に発熱するサーバーにとっては天国のような場所です。冬に降り積もる雪を貯蔵し、夏に冷房として活用する設備も実用化されています。
○災害
札幌周辺は政令指定都市の中でも特に地震・台風などでの罹災率が低い地域となります。
○その他
データセンター見学・設置などで北海道に起こしいただいた際にはすすきのでのおいしい夕食がついてきます。
(なぜか北海道→東京の出張は羨む人は少ないのですが、東京→北海道の出張はみんなが羨みます。)
とまぁ、メリットをあげていくとまだまだあると思いますが、やはりデメリットもあります。
○都心からの距離
東京⇔札幌はやはり遠いです。航空便使えば2時間ですので時間距離として考えるとそうでもないのですが、サーバー障害発生時に駆けつけるということを考えると現実的ではありません。
○人材
北海道で運用スタッフをそろえたいと思っても中々思うようにいきません。開発系の人材は豊富なのですが、運用系の人材は少ないのが現状です。
まるで弊社の宣伝のようですが(まぁ宣伝です。会社ブログですから。)、弊社のような北海道を拠点として監視・運用サービスを24時間体制で提供し、距離と人材の問題をクリアしていく存在が必要となります。
データセンターをお探しの方はぜひ弊社にご一報を。
waka