2011.12.22
社員R

Jリーグ2011シーズンのこと

忙しいので、今シーズンのJリーグ雑感をだらだらと書いて済ませたいと思います。雑に行きます雑に。

■柏レイソル

J2からJ1に昇格した次の年である今年、J1優勝を成し遂げました。

もちろん、戦力は去年より上がっているわけで、特に酒井宏樹を始めとする若手の成長は大きかったでしょう。去年に引き続きレアンドロ・ドミンゲスの存在感は絶大でありました。Jリーグではポンテ以来の存在感を持つ外国人選手ではないかと思います。

■CWC準決勝 サントスx柏

で、そのレアンドロ・ドミンゲスが平凡な選手に見え、上背のなさから代表招集されることはないものの、反応の良さは随一のGK菅野が、下手なキーパーに見えてしまう試合でした。いやあ、サントス怖い。ネイマール怖い。

■CWC決勝 バルサxサントス

でで、今度はそのネイマールが空気とか一体どうなってるんでしょうか。近年のバルサの強さは空恐ろしい物がありますね。あの試合、バルサはCB二枚変えてるんですよね。なんぼ楽勝だからって、CB変えなくとも…

ともあれ、今のバルサのサッカーは、一握りのクラブだけが到達できる高みにあります。そしてそれはクラブだからできることであります。

■浦和レッズ

フロントの迷走のお陰で、今年は最終節まで降格争いをする羽目になりました。そして来年の監督は今年広島の監督をやった方のペトロビッチということで、フィンケ時代のパスサッカーに回帰するのでしょう。じゃあ今シーズンは何だったのかという話ですね。

なんともこういうフロントのクラブのサポは大変そうです。

■松本山雅FC

松田直樹の母が、葬式の場で「松本山雅FCのみなさん、Jリーグに昇格してください」と言っていましたが、そのとおり見事J2への昇格を決めました。天皇杯でも新潟との試合は球際の気迫が素晴らしく、いい試合でした。その次のマリノスとの試合では残念ながら大敗してしまいましたが。

ホームスタジアムのアルウィンは、キリンカップの日本以外の国同士の試合に使われたこともある専用スタジアムです。一度行ってみたいですね。

■FC東京

正々堂々間違えてJ2に降格してきたクラブで、その実力はJ2歴代一位ではないかと思っています。2008年の広島、2009年のセレッソ、2010年の柏と規格外に強いクラブは今までも存在してきましたが、それらのクラブの強さは攻撃力で、わりと守備はザルであったため多少の反撃の余地があったものの、FC東京はA代表CB今野、SB徳永、五輪代表GK権田を擁するチームで守備が鉄壁です。要するに何もさせてもらえないわけで、多くのJ2クラブに衝撃を与えていたようです。

■ギラヴァンツ北九州

去年一勝しか出来なかったクラブが、16勝で8位フィニッシュという大躍進という他にない結果を出しました。戦力にほとんど変化のない中、やはり監督の手腕が大きかったのだと思います。監督の名は三浦泰年。ドーハ世代は指導者が不作なのですが、三浦ヤスは遅れてきた逸材かもしれません。

■コンサドーレ札幌

そして、我らが地元クラブでありますが、最終節4位と勝ち点で並び、おそらく勝たないと昇格できないというシチュエーションに、札幌ドームには歴代二位の39243人の観衆が詰めかける中、ラスボスFC東京を2-1で破り見事昇格を決めました。これは2003年以降最も興行的に成功した試合だったと思います。テレビで見ていた人はわかると思いますが、これがただ勝っただけではなく本当に面白い試合だったのですね。会場前の行列の会話に耳を立てた感じではほとんどが一見さんの様子でした。自信をもって言えますが、あの中の結構な数がリピーターになってくれると思います。
懲りることなく地元クラブを地道に応援していれば、たまにこういうご褒美があるわけです。いやあ、サッカーってほんとうに面白いものですね。

(記:社員R)

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