日本各地で年に何回か開催されるようになった地域Ruby会議。今回の札幌会議は三日間という長めの日程に、さらに今年は日本Ruby会議が開催されないため、国内外から多数の講演者が集まって、事実上の日本Ruby会議の様相を示しています。
今回の会議は、一日(というか数時間)でチケットが売切れてしまいました。
支払のPayPalのトラブルなどもあって、真っ青になりましたが、なんとかチケットを入手。なんと1000円というすごいお買い得価格です。
Ruby会議に参加するのは数年ぶりなのですが、まず驚いたのが、スポンサーの多さ。Rubyってメインストリームの開発言語になったのだなあと実感。そのなかでもRubyスポンサー(言語がルビーだけにRubyが最高峰ね(w))には、ちょっと毛色の変わった会社が名を連ねていました
Heroku
Ruby、Python、Javaなどに対応したPaas(Platform as a service)を提供する会社。Amazon Web Services(AWS)上で構築されています。デプロイには分散リポジトリのGitを利用して、すばやいデプロイをサポートしております。
最初はRuby on Rails専用というサービスでしたが、いまは幅広い言語やFWをサポートしているようです。
株式会社CockPad
こちらはどちらかと言うとRubyのユーザー会社。
最近のWebサービスは毎週のようにサービスの追加・修正を余儀なくされています。この会社から多数の講演者が参加しており、RubyやRubyに関連した周辺技術の解説をしておりました。
株式会社paperboy&co.
ホスティングサービスのロリポップという名前は一度は聞いたことがあるでしょう。今回は、ロリポップを提供している株式会社paperboy&co.が、Rack対応のPaaSである「Sqale」を引っさげて参加しておりました。
Rackは、Pythonで提供されるように低レベルWebAPIのWSGIを実現するレイヤで、このうえにフレームワークを提供する形が標準になってきました。PerlでもPSGIのようなインターフェースが提供されるようになっております。
PHPはこのような動きからは忘れられているようですね。(w)
マイクロソフト
マイクロソフトもWindows Azureで、オープンソース対応のクラウド・プラットサービスを開始、Rubyもサポートを開始しました。
レンタルサーバーやホスティングの世界は、アパッチと言語だけをサポートすればOKという時代から、プラットフォームをサービスする形に移行しているのをひしひしと感じました。
yna