2012.11.06
M.clacla

「勝つ」ということ。そして音楽のこと。

みなさまこんにちは。

前回(8/23)の投稿で、「資格ゲッターへの道」を始めましたが、その後、嬉しいことに仕事で忙しい毎日でして、資格取得はもうちょっと先になりそうです。
でも、やる気がなくなったとか、資格なんて興味なくなった、なんてことではありませんので、細々と、いくつかの資格をつついてみたいと思います。

さて、今回は、別の話題。

ご覧になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、某テレビ番組では「吹奏楽の旅」という企画があり、高校の吹奏楽部にスポットを当てて、厳しい厳しい練習の日々、挫折、苦悩、そしてそれらを乗り越えていく青春まっただ中の様子を放映しています。

今年2012年はマーチング編として、神奈川県の東海大学付属相模高校、京都府の京都橘高校、福岡県の精華女子高校の3校を取材し、全日本マーチングコンテスト(全国大会)を目指し日々厳しい練習の中で必死に頑張っている姿を取材しています。

全国大会に行くには、県大会、支部大会で成績上位で代表にならなければならず、大変狭い門をくぐらなければなりません。

支部大会の様子はまだ放映されていませんが、ネット上に結果が速報が流れていまして、精華女子高校は全国行きを決めたのですが、東海大学相模高校、京都橘高校は、支部大会では金賞を獲得しながらも全国には一歩届かなかったそうです。

私も高校時代は吹奏楽に熱中し、ステージ上で座奏で演奏するコンクールに出場し、全国大会が開催される普門館への出場を目指して厳しい練習に耐えながらも北海道支部大会で敗退するとうい経験を持っています。
ですので、支部大会まで進んで金賞を取るのがどれだけ難しいか、よーくわかっています。

「音楽」というもので、順位をつけて勝ち負けを決めるということに対しては賛否両論ありますし、私自身も疑問を感じることもありますが、それはさておき、この番組を観ているうちに、「勝つ」ということについて考えさせられました。

私も経験があるのですが、支部大会金賞を目標にしても、実際にはなかなか金賞を取れないものです。

金賞を通り越して代表を取って全国に行くことを目指して、他校に「勝つ」にはどうするか日々考え、行動し、必死に練習したからこそ金賞を取ることができ、その中の上位2~3校だけが全国に進み、さらにその中の上位3割だけが金賞を取ることができる、そんな世界です。
順位をつけられる世界では、ある地点に到達するには、さらにその上を目指していかないと到達できないものなんですね。

ちょっと話は変わりまして、数年前のニュースで、ある予算を巡って「1位じゃないといけないんですか?2位3位じゃダメなんですか?」というセリフが話題を集めましたが、同じことが言えるのではないでしょうか?
2位3位を目指しても、その結果として、2位3位にはなれないと思うんです。
2位3位になることも大変なことなんでしょうけれども、だからといって2位3位でいいや、と思ってると、あっという間に他の国に置いて行かれ、世界に勝負する力を失うことになるのではないでしょうか。

吹奏楽を通して厳しい日々を送っている姿を観て、ふと、こんなことを考えさせられました。

同じような経験を持つ私ですが、現在は趣味でオーケストラで活動を続けています。
吹奏楽コンクールのような厳しい面はなく、心から音楽を愛する人が集まって、アンサンブルを楽しんでいます。

吹奏楽をやっていたころは、コンクールに出場し、上に進むことを目指して必死に練習していましたが、
いまのオーケストラに入ってからは、ベートーヴェンやブラームスなど、偉大な作曲家が作り出した素晴らしい名曲を演奏する機会に恵まれ、音楽の奥深さや素晴らしさを実感しながら楽しく活動しています。

そのオーケストラで、札幌市東区から依頼を頂きまして、演奏会を開くことになりましたので、宣伝させてください。

  • 日時 : 2012年12月9日(日) 14:00開演(13:30開場)
  • 場所 : 札幌市東区栄地区センター
  • 入場 : 無料
  • 演奏 : 幌都交響楽団
  • 指揮 : 金子義人(元・札幌交響楽団トランペット奏者)
  • 曲目
    • スメタナ作曲 我が祖国~モルダウ
    • ビゼー作曲 歌劇「カルメン」第1組曲
    • ビゼー作曲 歌劇「アルルの女」第2組曲

    など

会場の地図:


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〒007-0836 札幌市東区北36条東8丁目1―25
※駐車場もございます。地下鉄の駅が近くに無いので、お車あるいはバス等でお越しください。

練習回数も少なく、演奏もまだまだ未熟なオーケストラですが、身近にオーケストラの音楽を聴ける機会ですので、札幌にいらっしゃる方は是非どうぞ♪

M.clacla

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