2014.04.22
社員R

ミュシャ展のこと

アルフォンス・ミュシャは、19世紀末から20世紀にかけて活躍したイラストレーターでアールヌーヴォーの代名詞とされる人です。名前は知らなくともその絵は一度は見たことがあると思います。

多分、一番有名な絵はこれだと思います。

https://en.wikipedia.org/wiki/File:Alphonse_Mucha_-_Zodiac.jpg

で、北海道立近代美術館でアルフォンス・ミュシャ展が開催中とのことで先日行ってきました。

人物について無知だったのですが、オーストリア属領時代のチェコ出身の人だったのですね。そこで、チェコについての絵も描いているのですが、チェコの偉人といえば、やはりヤン・フスです。そこで、ミュシャはベツレヘム教会で説教をするヤン・フスという題材の絵を描いています。

ミュシャの時代には写真機は普及しはじめていて、絵のモデルを写真で取るとの手法を取っていたとのことで、そうした写真も展示されていました。そこでヤン・フスの絵にもモデル写真が存在するのですが、その中でミュシャは自分でヤン・フスの役をやっているのですね。そうか、自分でやるのか、と妙に納得してしまいました。

展示としては非常に多くの作品が並んであって、非常に見応えがありました。
しかし、現物を見て一番の感銘を受けたのは、ミュシャのポスターは細長いものが多数ありますが、あれは二枚の紙を貼りあわせていて、しかも繋ぎ目部分は結構雑。ということでした。あれはなかなか縮小図版では気づくものではありません。

開催期間は6/15まで。興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

(記:社員R)

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