私の愛読していた「週刊アスキー」が5月26日発売の1030号を最後に電子雑誌に完全移行してしまいました。
「完全移行」と書いたのは、すでに週刊アスキーが紙の雑誌と並行して電子書籍(Kindle版やアップル向けのNewsstand、docomoのdマガジンなど)で販売されていて、今回が紙の雑誌の最後になったということです。
で、紙の雑誌最終号を買ってしまいました。
紙の雑誌アスキーと電子版アスキーの最大の違いはマンガ「電脳なをさん」(唐沢なをき作)があるか、ないかだけなのです。
つまり「電脳なをさん」は紙の雑誌アスキーでしか読めないマンガなのです。
一説には著者の唐沢なをき氏が電子書籍を認めていないので、電子版アスキーには掲載されていないとのことです。
理由はともあれ「電脳なをさん」が多少好きな私はその最終回を読みたかったので、電子版アスキーを買っていながら、紙の雑誌も買ったのでした。
「電脳なをさん」最終回はなんと12ページ!!
いつもの2ページの6倍です。内容のくだらなさ(良い意味で)も6倍です。
これで「電脳なをさん」も迷わず成仏してくれるのでしょう。
と思っていたら、なんと電子メディア「CAKES」に「電脳なをさん」が連載されてるではありませんか!!
唐沢なをき氏は電子書籍が嫌いなわけではなかったのですね。。。
アスキーとの契約の問題なのでしょうか?大人の問題ですね。。。
ちなみに「CAKES」で「電脳なをさん」を読むには月額500円です。
電脳なをさん|唐沢なをき|cakes(ケイクス)
と、ここまで表題に関係のない「週刊アスキー」と「電脳なをさん」を連呼してしまいましたが、
電子書籍の今後を占う意味での重大な事案と判断して取り上げてみました(嘘です)。
基本的に北海道やITやデータセンターに関わる本を取り上げるというスタンスなのですが、
ここ2,3年、それに当てはまる本は読んでいません。もっと言うと、まともに本すら読んでません。
(「星野源雑談集1」とか吉田豪の「サブカル・スーパースター鬱伝」など、読んで楽しいけれど紹介するにはどうかな?という本は読んでますが。。。)
それで、しょうがないので最近読んだ数少ない本の一冊、
「「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦」をご紹介します。
著者の下川裕治氏は旅行やスポーツのノンフィクション作家ですが、最近は中年バックパッカーとして無謀な旅をしてその記録を本にしているようです。
若い時からバックパッカー経験は豊富なようですが、還暦に近づいた最近は5万4千円でアジアを横断したり、LCCで世界一周をしたりと無理難題にチャレンジしています。
今回のこの本では、東南アジアの国々をマイナーな陸路の国境を通って一筆書きのように踏破するのが目的です。
具体的には、タイのバンコクをふりだしにカンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマーのマイナーな国境を越えてタイに戻るという旅にチャレンジするのです。
いろいろな事情のある各国ですから、当然、予定通りには進みません。トラブル続きの大変な旅になります。
私自身は行ったことのない国々ですが、臨場感あふれる文章と写真で自分も旅行をした気になれました。
もし、これらの国に行く機会があれば、役に立つ情報もありそうな気がします。
同じアジアでもこんなに違うのか、驚くこと必至です。
怖いもの見たさで行ってみたい気もします。とりあえず、タイ辺りに。(「体当たり」じゃないですよ)
F生