2015.07.09
M.clacla

演奏会のご案内

前回までDockerについて、私としては珍しくマジメな記事が続きましたが、
今回は、休日に活動しているオーケストラの演奏会を開催することになりましたので、そのご案内をさせて頂きます。

Summerコンサート2015
指揮:金子義人
演奏:幌都交響楽団
曲目:

  1. メンデルスゾーン作曲 フィンガルの洞窟(約10分)
  2. ウェーバー作曲 歌劇「オベロン」序曲(約10分)
  3. チャイコフスキー作曲 交響曲第5番(約50~55分)

日時:2015年7月12日(日) 開場13:30、開演14:00
場所:札幌市東区 栄地区センター(札幌市東区北36条東8丁目)
入場料:無料

summer-concert-2015-flier

私はこのオーケストラの中でクラリネットを吹いているのですが、
今回、前半の2曲は演奏せず、メインのチャイコフスキー作曲 交響曲第5番のみ出演します。

前半の2曲は、クラシック音楽に馴染みのない方にとって、あまり広く知られていない曲かもしれませんが、両方共素晴らしい曲です。

メンデルスゾーンという作曲家は、「夏の夜の夢」の結婚行進曲がとても有名ですね。
それに比べて、ウェーバーの曲は、あまり有名な曲が出てこないのですが、モーツァルトの流れを受け継いで、ドイツロマン派オペラを確立した人です。
ピアノや管楽器の協奏曲を多く作曲していて、クラリネットの協奏曲も2曲あるのですが、これがとんでもなく難しい曲なのです。。。
いつか吹けるようになりたいなぁ(遠い目)

メインのチャイコフスキーの交響曲第5番は、昔、第4楽章のクライマックスの旋律が、武田薬品工業の「アリナミンEX」のCMで使われていたので、もしかしたら聴いたことがあるという方もいるかもしれませんね。
初演の際には評論家から酷評された曲ですが、現在ではチャイコフスキーを代表する曲として親しまれています。
チャイコフスキーというと、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」といったバレエ、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲が特に有名で、華やかな印象を持つ方が多いかと思います。(僕も以前はそうでした。)
ただ、今回演奏する曲は、華やかさだけではなく、寂しさ、重苦しさ、力強さ、激しさが入り交じる、とてもハードな曲です。(金管楽器も大活躍します。)
演奏時間が50分と少々長いのですが、とても聴き応えのある曲です。

この曲はクラリネットが大活躍するので、「ぜひこの曲をやりたい!」と強く推したためメインの曲として採用されたのですが、あまりのキツさに、少々後悔しているところです(笑)
冒頭にクラリネットが吹く「運命の動機」というものがあるのですが、この「運命の動機」が原型を保ったまま全ての楽章に現れるので、そこに注目していただくと、更に楽しんでいただけるかもしれません。

今回の演奏会では入場整理券を配布していますが、お持ちでない方もご入場頂けます。
普段なかなかコンサートホールに足を運ぶことができない方や、小さな子供にも気軽に楽しんで頂きたいという趣旨で開かれる演奏会なので、「クラシックってなんか緊張するんだよなぁ」と思ってる方も、気軽にお越しいただければ嬉しいです。

日曜日に音楽が好きな人が集まって活動しているオーケストラなので、正直、完璧な演奏でも、上手な演奏ではありません。
でも、完璧な演奏はプロのオーケストラに任せるとして、私達にしか出せない響き、私達にしかできない音楽がきっとあるはず。
そう信じて、力の限り、精一杯演奏しますので、もし興味を持っていただけたなら足を運んで頂ければ幸いです。

最後に、会場となる栄地区センターが少々わかりにくい場所にあるので、地図を貼り付けます。

ではでは、皆様のご来場をお待ちしております!

(M.clacla)

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