富士山で初冠雪のニュースが出たり、
紅葉が見頃を迎えた所が出てきたり。
秋ですね。
秋というと、
など、いろいろな言葉が冠されますね。
「食欲の秋」は、そのうちオータムフェストの記事が出てくるでしょうし、
「読書の秋」は、本の紹介をこのブログに書く人も多いのでそのうち誰か書くと思いますので
今回は「芸術の秋」について。
演奏会の案内などで、私が音楽をやっているのを想像できる方もいらっしゃると思いますが、最近、演劇鑑賞にハマりつつあります。
きっかけは、5月に遡りますが、ももいろクローバーZ主演の舞台「幕が上がる」のチケットが奇跡的に当たって
東京の六本木ブルーシアターで鑑賞したときに、舞台の世界の素晴らしさを知りました。
この舞台は、2月から公開された映画「幕が上がる」の一部を深く掘り下げたものなのですが、映画とは全く違った魅力がありました。
というように映画よりも制約が強いようです。
この制約は欠点にもなりますが、このような制約があるからこそ、観に行くときの気持ちも映画とはだいぶ変わってきます。
観に行けるチャンスが少ない(場合によっては1回限り)ので、一瞬たりとも見逃すまいと、観客側もすごく集中して観るようになります。
そして、演じる役者さんも命がけで舞台に上がっているので、舞台と客席を含んだホール全体の空間が、映画では味わえないような緊張感に包まれます。
これは映画では味わうことができない大きな魅力ではないでしょうか。
マイク・スピーカーを通さない、役者さんの生の声を聴くことができるのも、舞台ならではの大きな魅力ですね。
また、実際に舞台を観に行くようになって知ったのですが、舞台上の転換も舞台鑑賞の魅力になることがあります。
上演する舞台・作品にもよりますが、舞台装置(大道具)の転換や場面転換を、暗転せずに行う場合があり、役者さんがはけるタイミングに合わせて裏方さんが転換したり、場合によっては役者さんも転換に参加することがあります。
この転換にも稽古が重ねられ、スピーディーに、かつ、前後のシーンをスムーズにつなぐように整然と行われていて、その動きにも美しさを感じることさえあります。
なかなか興味を持つことの少ない舞台演劇ですが、このように映画では味わえない魅力がたくさんありますので、もしお休みの日に近くで公演があるようでしたら、行ってみてはいかがでしょうか。
札幌では、毎年冬と夏に様々な作品を公演していく「札幌演劇シーズン」というものがあります。
1か月ほどの期間の中でいくつかの作品を上演し、1つの作品でおよそ1週間(あるいはそれ以上)の上演期間があるので、単発で上演される舞台に比べて都合を合わせやすく気軽に観に行くことができるので、気になる作品があったら足を運んでみてはいかがでしょうか?
きっと病みつきになりますよ。