2017.04.07
たむ

Adobeが明朝体フォント「源ノ明朝」公開

こんにちわ、R.Tです。

Adobe Systems Incorporated が Google や 株式会社イワタ などと共同で開発したフォント。
「源ノ明朝」(げんのみんちょう)がデザイナー界隈で話題になっていますね。

このフォントはオープンソースで配布されていて、日本語と簡体中国語、繁体中国語、韓国語をカバーしたセリフ書体です。
なんと、7つのウェイトと6万5535の字形を収録していて、最初に噂を聞いたときは嘘だろーと思っていましたが、本当のようでした。
そして、友達がいないくせにデザイナー界隈で話題になっているという書き出しが嘘。主に自分の中で話題になっています。
そんな訳で、一人でいろいろな明朝体のフォントと比較して遊んでみます。

ダウンロードは Adobe の Typekit か GitHub から。ぼくは Adobe CC を契約しているので Typekit で同期。
GitHub ダウンロードする場合は以下のURLから使いたいウェイトを選んでダウンロード。

ダウンロードできたら早速、文字を流し込んでみます。

比較:源ノ明朝/小塚明朝/ヒラギノ明朝

比較:リュウミンPro/A1明朝/ヒTP明朝

比較:源ノ明朝/小塚明朝/ヒラギノ明朝/リュウミンPro/A1明朝/ヒTP明朝

流し込んで比較してみた結果、源ノ明朝はとても無味無臭でシンプルを突き詰めた感じの印象ですね、多分、漢字は小塚明朝をベースに、かなはイワタをベースにしているのだと思います。

小塚明朝はトメやハライなど、「明朝体としてのパーツが機会的・シンプル」すぎるのと「ひらがなが大きい」のであまり好きくないのですが、源ノ明朝では「ひらがな」が多少、小さいかな?ヒラギノ明朝より少し大きい感じですかね。

印刷物の本文で使うとメリハリがなくて読みにくそうですが、Webフォントとして利用されることを念頭に置くと「ひらがな」は大きく、明朝体としての「パーツはシンプル」であるが故に読みやすいのだろうと思います。そんな感じ。

R.T

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