2017.12.20
F生 一般

「クリスマス・キャロル」

今年も残すところ、あと10日ほどとなりましたので、最近読んだ「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(入山章栄著)から「トランザクティブ・メモリー」についてご紹介しようと思いましたが、なんか「他人の土俵でフンドシを取る」(ちょっと違うな)ような感じがしますので、やめます。(←本当はよく理解してないから)
で、クリスマスが間近なので、クリスマスにまつわる本をいくつか紹介して、お茶をにご・・・おっと、お茶を飲みながらの優雅な読書の参考にしていただければと。。。

「クリスマス・キャロル」 ディケンズ著

carol
有名なお話なので、読んでいる人は多いと思います。
守銭奴(死語か?)のスクルージがクリスマスに、三人の幽霊から過去と現在と未来の自分の姿を見せられて・・・っていう話です。
ディズニー映画で観た人もいるかもしれませんが(アヒルがたくさん出てくるやつですね)。

「賢者の贈りもの」 O.ヘンリー著

kenja
これも有名なお話です。短編の名手(死語か?)O.ヘンリーの作品で、クリスマスに慎ましい暮らしをしている若い夫婦がお互いにこっそりとプレゼントをしようとするお話です。そのオチは、某社のテレビCMでやってましたので、知っている人も多いと思います。

「羊男のクリスマス」 村上春樹著

hitsuji
村上春樹好きの人、いわゆるハルキスト(死語か?)以外は楽しめないかもしれない本(絵本?)ですが、呪いのドーナツや双子の女の子などが登場するクリスマス感満載のお話です(どこが?)。

「クリスマスのフロスト」 R.D.ウィングフィールド著

frost
いつも複数の事件を抱えて超忙しい、そして超下品でチョベリバ(死語か?)なフロスト警部初登場のミステリーです。
今年もいろいろなミステリーのベスト10海外部門で、シリーズ最新刊である「フロスト始末」がランクインしています(読んでませんが)。作者が故人となったため、「フロスト始末」でシリーズはおしまいです。

「ポアロのクリスマス」 アガサ・クリスティー著

poirot
新作映画「オリエント急行殺人事件」でお馴染みのミステリー界の女王アガサ・クリスティーの作品。
主人公はご存じ灰色の脳細胞(死語か?)の持ち主名探偵エルキュール・ポアロ。(みんな脳細胞は灰色かな)
クリスマス・イブに富豪の屋敷で起こった密室殺人を、ポアロが灰色の脳細胞を働か・・(以下略。
なんと、屋根の上に残された偶蹄目シカ科の動物の足跡と橇の跡を手がかりにして密室の謎は解かれた、「犯人は煙突から侵入したサン・・・(以下略」(嘘です)

「悪魔の降誕祭」 横溝正史著

akuma
ニッポンの名探偵金田一耕助が降誕祭(死語か?)数日前から25日にかけて起こった連続殺人に挑みます。
例によって、死体の山が築かれた後(!)名推理を披露します。じっちゃんの名にかけて(ちょっと違うか)。

「ニッポンの奇祭」 小林紀晴著

kisai
日本各地の地元民以外は目にしたことのない奇妙なお祭りの数々を写真を交えて紹介してくれる本です。
日本人にとってクリスマスやハロウィンは奇祭のはずですが、もちろん、この本には出てきません。

「亜空間要塞」 半村良著

akuukan
降誕祭、奇祭、要塞と語尾が韻を踏んでいるだけで、もはやクリスマスと関係ない本です。この流れは、ミステリーでいうところのドンデン返しですが、まさにこの本が日本ミステリー史上(伝奇小説史上?)最大のドンデン返しなのです。
残念ながら絶版のため書店で目にすることはないと思います。(そして、無理して読まれても、紹介した私が怒られるだけなので、読まないでください。お願いします<(_ _)>)
余談ですが、半村良というペンネームは元祖女性外人タレントのイーデス・ハンソンさんからパクったものです。(年齢がばれる)

そんな訳で、今年も残すところ、あと10日ほどとなりましたので・・・(冒頭に戻る)

F生

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