2018.05.14
こーしー

簡易的スマートホーム


各社からほぼ横並びでスマートスピーカーが発売された頃、近所の家電量販店にぷらっと行ったら、いきなりgoogle home miniが半額で売っていたので買ってみたのですが、結局「OK グーグル 今日はなんの日?」以外使わなくなったので、せっかくだからもうちょっと使ってみたという話です。

はじめに

google homeやアレクサなどいわゆるスマートスピーカーは、「ok google」「アレクサ」などのウェイクワードのあとに音声入力で指示を与えることが可能です。
通常はデフォルトで実装されているコマンドや、「スキル」などで追加されたコマンドしか使うことができないのですが、IFTTTなどと組み合わせることで独自のコマンドを実装可能です。
ここでは、Wi-Fi接続可能な学習型赤外線リモコンなどと組み合わせることで、LEDシーリングライトやTVなどを音声制御してみた感想を書きます。

実装方法

実装方法については、「google home リモコン 制御」などで検索するといっぱい出てきますので、ここでは省略します。
概略としては、Google homeに入力された音声指示が、Google AssistantからIFTTTに渡されて、IFTTTの設定にしたがってslackのプライベートチャネルにコマンドを発言、その発言をslack botが拾って赤外線リモコンを操作、家電を制御するという流れです。
だいたいの御家庭には、家庭内slackのワークスペースや、botを動かすために必要な自宅サーバやRaspberry Piなどがありますので、スマート赤外線リモコンを購入してIFTTTのアカウントなどを作成いただければ実装できるはずです。

感想

我が家には赤外線リモコンで制御できるLEDシーリングライトと液晶TVがありますので、これらのリモコンを学習させて実装してみました。
自分はもともと音声制御の有効性については懐疑的だったのですが、実際に使ってみた感想としては「これは…いいものだな」でした。
買い物から帰ってきて「OKグーグル 明かりをつけて」と一声発するだけで部屋の中が明るくなりますし、寝るときは「OKグーグル 暗くして」の一声で部屋の明かりが消えるのは、想像以上に便利でした。今でも日常的に使っています。
たいして、TVの制御はほぼ使ってません。電源の制御ぐらいです。
これはTVのチャンネル変更や音量変更をおこないたいときは、手元にリモコンがあることが多いことにたいして、ライトのON/OFFは帰宅時や就寝時などスイッチに手が届かない場面が多いからかと思います。
良いことばかりではなく、気になる点としては、Google homeから「明かりを消します」などの応答があってから、実際に明かりが消えるまでにややタイムラグがあることです。これはパケットが海底ケーブルを何往復もするので仕方がないことではありますが、もう少し家庭内で集約できればレスポンスが良くなるのになぁと思います。
あと、副次的な効果として、slackのプライベートチャンネルにIFTTTからのコマンド履歴が発言として残ってますので、家人の帰宅時間などがおおよそ類推することができます。

まとめ

スマートスピーカを用いて音声制御をすることで、スマートホームをちょっとだけ実装してみました。
Google homeは家電量販店などでも値引き販売されていることが多く、入手性も良いため触ってみてはいかがでしょうか?

こーしー

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