2022.02.09
ジャックバウアー

映画「TENET」にハマりすぎている

※ややネタバレがありますので、見ていない人はご留意ください。

2020年9月に公開された、クリストファー・ノーラン監督の映画「TENET」についてです。

公開は2020年なんですね。

好きすぎて5000回以上は見ているので、そんなに経っている気がしませんでした。

いや、5000回は嘘です。200回ぐらいだと思います。

好きすぎて、ちゃんと英語のセリフもじっくり追いたいと思い、スクリーンプレイ(要するに台本)も買ってしまう始末なわたしです。

ちなみに、本の中身は当然全部英語です。日本語吹き替えですら難解なのに、英語にしたらもうアレです。

劇中で、決めゼリフのように何度も出てくる「What’s happened, happened.」(おきたことはしょうがない)もちゃんと書いてあります。

余談ですが、通常は「What happened」と現在形で表現するんですよね。私は字幕で見るまで気づきませんでした。

What has=What’s と現在完了形にしているあたり、なんか「なるようにしかならないぜ」感が強まりますね。

巻末には、絵コンテのおまけもあり。ファンならにやりです。

 

ざっくりあらすじを3行で説明すると。

・第3次世界大戦を起こそうとしている悪いやつがいる

・主人公はひょんなことからその悪者を倒す役目を与えられること

・挟み撃ち作戦で悪者をやっつけよう!

とまあ、3行で書くと普通のヒーローもの映画に聞こえますが、そこはノーラン監督。 

 

ノーラン監督は「時間」をテーマにすることが多いですよね。

古くはメメントから、インセプションやインターステラーなんかも時間がカギになっている映画ですよね。

もちろんTENETでも時間が重要な要素になっています。

が、とうとうそこまでやるのか、って感じです。

 

うえで「挟み撃ち作戦」と書きましたが、漫画キングダムの「西軍と東軍で挟み撃ちじゃー」みたいな、地理的な挟み撃ちじゃありません。 

時間の挟み撃ちです。

順行(過去から未来に向かうチーム。我々が普段生きている時間の流れ)と、逆行(未来から過去に向かうチーム)による、時間の挟撃作戦です。

 

なるほど。

図にするとわかりやすいですね。 

ってなるわけない。 

 

 

逆行している人を見ると、バナナの皮を踏んでころぶ、のではありません。

ころんだ状態から起き上がり、バナナの皮を踏んで、普通にあるくんです。

小難しい話は置いておいて、とにかく斬新です。

何回見ても、見るたびに発見があります。 

 

最近、あまりに優秀な方とお仕事をすると、「この人逆行してきた?未来を知ってる人?」と思ってしまうわたしでした。 

 

おすすめしたいけどおすすめできない映画ナンバーワン、TENETについてでした。

ジャックバウアー

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