近年、豪雨、地震、台風などの災害が頻発しています。災害時の迅速かつ適切な避難行動には、市民と自治体との円滑な情報共有が不可欠です。今回は、これらの状況下で市民の避難行動と自治体の災害対応をサポートする防災ソリューション『ツナガル+』をご紹介します。
『ツナガル+』とは?
『ツナガル+』は、災害発生時に市民と自治体間の情報共有をスムーズに行うことで、避難行動の促進や避難所運営をサポートするために開発されたアプリです。
主な機能
① 避難所の確認と経路案内
- 現在地から最寄りの避難所の場所、設備、混雑状況をリアルタイムで把握できます。
- 避難所までの安全なルートをアプリ内で確認可能です。
② 指定外避難所の登録・情報共有
- 災害時に指定された避難所以外の場所に避難している場合、自分の位置を「指定外避難所」としてアプリで登録できます。
- GPS情報と共に、避難状況を自治体へリアルタイムに報告できます。
② 自治体とのリアルタイムコミュニケーション
- 行政からの重要な情報を即座に受信できるプッシュ通知機能。
- アプリ内のチャット機能を通じて、避難者が自治体職員と直接連絡を取り、状況や要望を共有できます。
③ 情報の一元管理(自治体向け機能)
- 自治体側は、避難所(指定避難所および指定外避難所)の状況をリアルタイムで地図上に表示し、一元管理できます。
- 状況把握が迅速になり、適切な物資支援や人員配置などの意思決定を効率的に行えます。
④ 避難所別のお知らせ配信
- 各避難所からのお知らせを市民がリアルタイムで確認できます。
- 必要な情報をプッシュ通知で逃さず確認できます。
導入のメリット
市民のメリット
- 避難時に安心して行動できる。
- 必要な支援を迅速に受け取ることが可能になります。
自治体のメリット
- 指定外避難所を含む避難状況を把握でき、災害対応が効率的になります。
- 職員の負担が軽減され、全体の災害対応が統制しやすくなります。
今後の展望
『ツナガル+』はさらに外部の災害対応システムとの連携を深め、学校や企業などへの導入促進を図り、防災訓練にも取り入れていくことが期待されています。
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