2009.11.12
dk

邪馬台国論争

市橋容疑者逮捕のニュースが連日取りざたされている中、
新井白石以来の邪馬台国論争ゴール近しという、ニュースが飛び込んできました。

学生時代に考古学を多少ながら触れたもので非常に興味をもちました。
ちょうど教授は古墳時代の専門家だったので、なんとなく覚えています。

まず邪馬台国は3世紀にあったとされています。
そしてその後古墳時代にうつるわけですが、

ある日突然古墳ができるわけもなく、
ある日突然畿内に大和朝廷が出現するわけもなく、
ある日突然人々が髪を結い始めるわけでもなく、
(ハイキングウォーキングのQ太郎みたく)

どうやらその前身であるようです。

今回は年代が一致した大規模な遺跡だということで、
邪馬台国だとささやかれているそうです。

今後も進められていく発掘作業ですが、実は一度だけ発掘に参加したことがあります。

1ヶ月ほどの発掘期間で、学生は10人ずつ4週にわかれて発掘にいくというものです。
奈良時代の住居跡でした。

初日にハケ(ブラシみたいなもの)で丁寧にはいていたときに
なんと「土器片」を発見したんです私。

もちろん神の手ではないですよ!

そのときは手がふるえ
「ぉおおおおおおお~~~~!!」と思わず叫んでしまいました。
※プラトーンのパッケージのような絵を想像してください

教授に報告すると、
「おおやったね!」といってくれました。

ただ、私が行ったのは3週目だったので、住居跡だと土器が出るのは当たり前で
実際すでに何個もでまくっていまして
「関係ないね」といわんばかりの顔だったのを覚えています。

そして住居跡といっても、その周辺も掘るわけです。
するとそこは旧日本軍の訓練場だったらしく、塹壕跡と思われるものがでてきました。

教授が興味を持ち始めまして、翌日から急遽左遷です。

ハケをスコップに持ち替えひたすら掘るわけです。
もちろん塹壕なので何もでてくるわけもなく、
トンネルを作るだけです。

残り6日間はそれはそれは過酷な肉体労働でしたね…。
太古へのロマンにふれたのは初日だけで、
あとは砂漠に井戸を掘るみたいな感覚でした。

結構発掘ボランティアを募集しているところはあるみたいです。
一度参加してみてはどうでしょうか?
※教授の気まぐれがなければロマンに浸れますよ

dk

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